2017年 大晦日となりました。
皆さまにとって、実りのある一年になりましたか?

東京、北九州にて、朗読の場を、機会を、させていただくことが出来て光栄に思います。
聴いてくださいましたこと、応援くださいましたこと、
誠に ありがとうございました。

一つ、一つ、作品と向き合うことは楽しく、聴いてくださった方と共有できる時間も嬉しいものでした。

私は北九州市では、日本語を学ぶ外国人の方々と接しています。いっしょに勉強をすることに携わっていますと、
日本語の難しさ、多様さ、そして美しさを、感じます。
ですから今年は台湾の台東市においても、まさかの朗読会が実現するなんて、驚きのプレゼントでした。
開催のチャンスを作ってくださったこと、そして、台湾に住む方々に
日本語での朗読を興味深く聴いていただけたことは、この上ない喜びでした。

東京での会では、こんなこともあるのだなぁと驚いたことがありました。
ご案内をして、本当に数年ぶりの再会。「ようやく来れました。」と聴きに来てくださったこと。
中でも、当初は中学生でお母様と一緒に聴いてくれた女の子が、昔聴いてくれたことを
よく覚えていて、今年聴きに来てくれました。お母様は都合がつかず、彼女は一人でご来場だったのですが、
話を聞いたら、今では音大生で、朗読ともセッションをしているそうなのです。
昔、聴いてくれたお話は、安房直子さんの『海の館のひらめ』。当時、フルートと共演しました。
現在彼女はフルート奏者。 きっかけの詳細はわかりませんが、少しでもその時の影響があったのでしょうか。
とにかく、続けていると、良いこともあるものだと嬉しくなりましたね。


北九州市では、「和みの風の朗読会」を、テーマを決めて再び起こしました。
一人の作家を一年追うことで、童話作家の安房直子さんとその作品をとりあげました。
読書が好きなある女性のお客様がご自身に発見があったそうで、
「朗読で聞くと、別の視点で言葉のイメージが起こされた」としきりに話してくださったことが印象的でした。
人の声で聴くことは、都度、様々な印象が芽生えたり、想像の面白さを味わえて、私も楽しいのですが、
少しでも、その面白さを感じてもらえたのでしょうか。だとしたら、嬉しいです。


来年も、皆様にとって、素晴らしい一年となりますように祈念します。
今年も読んでくださり、ありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

佳いお年をお迎えください。


e0173350_19433852.jpg





by nagomi-no-kaze | 2017-12-31 19:25 | 和みの風だより | Trackback | Comments(0)

12月23日(土) 熊本県宇城市にある、三角西港へ行ってきました。
熊本駅から「あまくさ号」という路線高速バスで約1時間の行程です。




e0173350_22580487.jpg


三角西港(みすみにしこう)
明治20年に開港。製鉄、製鋼、造船、石炭など日本の産業革命の中でも、
特に三池炭鉱の石炭をこの港で積み替えて、中国の上海などに輸出していました。

その築港に尽力した人々のお一人。
熊本県令(現在の県知事)であった富岡敬明氏の胸像が海を見つめていました。

e0173350_22500380.jpg


この港の役割も時代とともに衰退してしまいますが、
当時の施設がほぼ原形のままで残されていることから、
複数の歴史的建造物が、2015年に世界文化遺産に登録されたそうです。
その一部を写してきました。


<排水路>
満潮時に海水を引き込んで、干潮時に排水するように造られた溝から
この道路側溝を流れて天然の下水道としての役を担っていました。


e0173350_22510426.jpg


e0173350_22514611.jpg


<石積埠頭>
港を計画したオランダ人の、ローエンホルスト・ムルドル氏が設計し、
日本人石工による技術と相まってこの埠頭が出来たそうです。
整然とした切石積みが大きな特徴。確かに美しいです。
全長は756Mにもおよぶとか。

このムルドル氏は、利根川・江戸川の改修に携わった方で、その後
日本政府から派遣されてこの三角港を設計施行したのだそうです。
現在も、このまま残っていることは素晴らしいですね。



e0173350_22511633.jpg


<旧三角海運倉庫>
明治20年築、土蔵造りの倉庫です。
昭和60年に修復されて、現在は、三角西港珈琲和蘭館として利用されています。

テラス席は海に面していて、三角岳を臨めます。橋の向こう側は天草へと繋がっているのです。

e0173350_22523350.jpg
e0173350_22532114.jpg


e0173350_22525768.jpg



このレストランで、熊本の合唱・古楽器アンサンブルグループ『葦』さんによる
クリスマスコンサートがありました。
この日は13名の編成で、合唱、演奏、舞踊ありの素敵なプログラムを楽しみました。

e0173350_22595369.jpg

福岡から参加の、中野博司さんと渡辺浩行さん。
中野さんとは、今年は二度共演させていただきました。
渡辺さんにもいつか朗読とご一緒していただけたら嬉しいですね。

e0173350_22542827.jpg
e0173350_22545270.jpg
e0173350_22590246.jpg

このコンサートのおかげで、三角西港を訪れることができました。
今回は日帰りでしたが、歴史的見どころも多い熊本へ また足を運んでみたいです。




by nagomi-no-kaze | 2017-12-27 23:00 | マタサブロウ旅日記 | Trackback | Comments(0)

 12月2日(日)は、東京の青空のもと、
チェンバリストの渡邊温子さんとの風流楽ウィンターコンサートが
無事に終演しました。 (アートルーム新紀元 に於いて)

 立川までご来場くださいました皆さま、ご協力をいただきました皆さま、
そして、応援をいただきました皆さまに、心より感謝を申し上げます。
どうもありがとうございました。


e0173350_11424036.jpg
e0173350_11435177.jpg


 前半はチェンバロソロから始まり、楽曲や奏法についてのお話もはさみながら進みますので
チェンバロを初めてご覧になる方にも興味を持ってもらえたのではないでしょうか。
 後半は朗読と音楽で、作家江國香織さんの短編小説『つめたいよるに』(理論社)より
「草之丞の話」「デューク」を聴いていただきました。
「草之丞の話」では、渡邊さんがこのお話のために作曲してくださいました。
いずれの作品にも演奏された音楽が、お話の展開の支えになっていたと思います。

e0173350_11433042.jpg

その他、関連して、江國香織さんのエッセイ「思い出の富士山」
(JR九州発行 旅の情報誌「Please」2017.1月号より)も、ご紹介させていただきました。


e0173350_11442874.jpg


 お客様のアンケートによるご意見や、後ほどいただいたコメントをいつも有り難く思います。
私たちのプログラムを聴いてもらって、お気に入りの曲やお話があってよかったなぁと思ったり、
次はこのような作品を演奏してもらいたい、聴かせてもらいたいのようなご意見は、とても参考になります。

 私は、朗読者として、あらゆる会に通じて思うことは、
ご紹介する作品を、またこの作家の本を読んでみようと思う、
小さなきっかけとなってもらえたら嬉しいのです。

 今回のアンケートでは、今後聴きたい作品についても、
江國香織さんのお名前が書かれていたコメントもあり、それを見て、ああ良かったなぁと思いました。
私の目標のひとつにもなりますから、本当にありがとうございます。

また、来年もよろしくお願いいたします!

e0173350_11450439.jpg

 写真撮影は、ボックリ博士こと、中村義政さんです。博士は、渡邊さんとのご縁から始まって、これまで
風流楽コンサートを長い間見つめてくださっている方です。今回も、どうもありがとうございました。



 年内、私の朗読出演の機会は終りましたが、今年は色々な作品に向き合うことができましたので
色々と振り返ってみることにしたいと、今は思っております。
そして、共演してくださった音楽家の皆さまには、素敵な音楽を言葉と一緒に奏でていただいたことを
心より感謝しております。
 また、いつか、ご一緒できますことを願っています。ありがとうございました。


by nagomi-no-kaze | 2017-12-09 11:48 | Live Report | Trackback | Comments(0)

12月を迎えて 

12月を迎えました。今年最後の月がめぐってきました。
街はクリスマスの飾りもイルミネーションも華やかになってきましたね。

e0173350_21050448.jpg


今年12月1日は、「一粒万倍日」にあたり、しかも「大安」とめでたさが重なっているそうです。
「一粒万倍日」とは、一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味があり、縁起が良い日なのです。
何か新しいことを始めるのに最適な日 ということになるのですって!

私は明日の本番を前に、いつものように、練習と準備をしておりました。
新しい事は特に始めませんでしたが、ここでブログのデザインをクリスマスに変えてみました!(笑)


明日、12月2日は、風流楽ウィンターコンサートです。
これから益々忙しくなる、慌ただしくなるその前に、心がほんのりと温かくなるようにと願いながら、
素敵な音楽と、お話をお届けしたいと思います。

e0173350_21014806.jpg

by nagomi-no-kaze | 2017-12-01 21:08 | 和みの風だより | Trackback | Comments(0)

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31