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和みの風の~おはなし道しるべ~

カテゴリ:Live Report( 83 )

風流楽ウィンターコンサート2019 無事に終演しました。

 
今年の風流楽ウィンターコンサートを、21日(土)に、無事に終演しました。

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 ご来場の皆様には、年末のお忙しい中を聴きに来てくださり、誠にありがとうございました。
そして、ご都合が合わなかった方からも応援のメッセージをいただきまして、どうもありがとうございました。


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 会場は松本記念音楽迎賓館にて、久しぶりの開催となりました。
このホールは清閑な佇まいの中にあり、木のぬくもりに包まれて、とても響きが良いのです。
上演中はお客様の真剣なまなざしと集中していらっしゃるのが感じられて、朗読者の私にとっても、
いい緊張感につながり心を落ちつけて読むことができました。心地よい空間にご一緒できたように思います。


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(こちらの写真は、岡田邦子さんが撮影)




今回選んだお話は、フランスに伝わる「ちいさな曲芸師バーナビー」  バーバラ・クーニー/再話、 末盛千枝子/訳 (㈱現代企画室)
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 この作品は、2010年の風流楽のクリスマスコンサート(松本記念音楽迎賓館)にて初回。その時は、朗読のみでご紹介しました。
友人から「このお話を、ぜひ風流楽で上演してみて」と、勧められたのがきっかけでした。
以来、9年ぶりに、チェンバロ奏者渡邊温子さんの選曲・構成で音楽と共に再演。
お客様から、いいお話を聴けた。おはなしと音楽がとても合っていた。など、感想を直接いただいたり、
アンケートにも多く寄せられて、とてもうれしいです。
 クリスマスに近い頃にこのお話をお届けできたことにも、やはり選んで良かったなぁと思っています。


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会場の入り口に、ミニツリーを飾ってみました。


そして、こちらはお客様から柚子のプレゼント。

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この日、記念館からも、庭園の柚子のご提供がありまして、お客様にサプライズ・プレゼントとなりました。
翌日は冬至でしたから、きっと、喜ばれたことでしょう。

我が家も、ゆず湯にも使わせていただきましたよ。



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終演後、奏者の渡邊さん、受付を引き受けてくださった岡田さんと田山さんもご一緒に。
色々と助けていただいて、どうも ありがとうございました。



 これからも、いい作品を届けていきたい! その時間を一緒に楽しみたい!という思いが、私には広がりました。
来年も、どうぞよろしくお願いします。

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by nagomi-no-kaze | 2019-12-29 23:44 | Live Report | Trackback | Comments(0)

「音興学会DX」 朗読出演させていただきました。

 10月27日(日)は赤坂にあります榎坂スタジオにて「音興学会DX」(おんきょうがっかいデラックス)今回で15回目の開催。
ありがたいことに、私も朗読出演させていただきました。
このコンサートでは歌・ピアノ独奏に加えて、朗読と音楽のコーナーを設けてくださり、文字通りデラックスな会となりました。
ご来場くださいました皆さま、そして出演者・スタッフの皆さま、どうもありがとうございました。


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「音興学会DX」 朗読出演させていただきました。_e0173350_21022072.jpg




 私は、友人でピアノ奏者のマルヲカさんに声をかけていただき初出演。
マルヲカさんとは、ヘルマンハープ奏者の林智子さんを通じて知り合い、
東日本大震災後の復興支援コンサートを林さんが企画の折にご一緒しました。
その時はリコーダー奏者で演奏に参加してくださっていました。

 数年た経ち、私が北九州から東京へ戻ってまもなく、今年の音興学会に誘ってくださったのです。
このように、楽器奏者の方からのお声かけをいただけるなんて、うれしいです。

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 朗読作品は、この会を主催する小林幸生さんの書き下ろしの作品『夢の痕』を、
マルヲカさんのピアノ演奏とともに読ませていただきました。
 女主人公の一人称で語られるお話で、自分の夢で息子だった子が、ある日突然
現実に目の前に現れることから始まります。ほのかな温かい想い、そして一緒に過ごした時間は
まるで淡いしゃぼん玉のように輝きながら、遠くへ飛んでいってしまう。
わたしの穏やかな日常が戻ってくる。切なくも、どこか清々しい物語。

 初共演、初作品への挑戦、どんな風に聴いてもらえるかしら?

 音楽の構想が、既存の曲と、マルヲカさん作曲の曲でしっかりと作られていました。そのうちに、物語の流れと女性主人公の性格を考慮して、予定していた曲のうち、1曲はキャンセルすることに二人で決めましたが、マルヲカさんの演奏が言葉に反応するかのように合わせてくださって、次第に楽しみな作品へ。決められた時間内に納めることも出来ました。

 当日は2回公演。出演者が入れ替わりプログラムは進んでいきますが、始まるとあっという間に過ぎていってしまいます。
私たちは後半の始めに出番でした。音楽の演目に挟まれる形で、この朗読と音楽が、お客様の耳にも新鮮だったのではないでしょうか。

 終演後、数人から声をかけていただきましたし、アンケートのコメントから楽しんでもらえた様子が伺えました。中には「このお話の続きが気になる」というコメントもあったそうです。
良かった~! 私もホッとしました。


 上演中は撮影が出来ないなぁと思っていましたら、他の出演者の方々が、
1回目と2回目の休憩時間に、「それぞれに、今、撮ろうよ!」と提案してくださり。(笑) 
こんなひとときも、楽しい時間です。 次の2枚は、マルヲカさんと私の上演イメージ画像です!


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そして、無事終演後に、出演者そろって記念撮影です。
良きご縁に感謝です。どうもありがとうございました。


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消費税が上がっても変わらずにワンコイン。
でも、期待を裏切らない質の高い演奏を聴ける充実の素敵なコンサート!
次回は2年後に開催予定だそうです。 どうぞ、お楽しみに!!




by nagomi-no-kaze | 2019-10-31 21:42 | Live Report | Trackback | Comments(0)

高井戸図書館「秋の朗読コンサート」2019 今年も開催出来ました!

杉並区立 高井戸図書館での
「秋の朗読コンサート」~言葉への旅 芥川龍之介さん~ 
先日無事に行えましたことを、遅ればせながらご報告します。

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ヴィオラ・ダ・ガンバ・シター奏者 藍原ゆきさんと。
(藍原さんのご主人様 撮影)

 台風19号の接近に伴い、高井戸図書館では開催の2日前にお客様の安全を第一に考えて、日程を10月14日(月・祝)に延期。
館長さん、スタッフの皆さまが、ご予約のお客様に連絡を取ってくださいました。
 日にちが変わってもご予約・ご来場くださいました皆さまには、ご予定を合わせてくださいましたことを、そして、新たにお問合せ・ご来場くださいました皆さまにも、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 中にはご来場が叶わなかったお客様が数名いらしたとも伺いました。
突然の変更とはいえ、このたびは、申し訳ございませんでした。

 この高井戸図書館では、一年を通じて様々なイヴェントが組まれています。
その一つに、朗読コンサート「言葉への旅シリーズ」を受け入れていただいてずいぶん経ちますが、私は、作家とその作品をご紹介出来ることに大変いい勉強をさせていただいています。
 今年は、作家 芥川龍之介さんを取り上げ、二つの短編をご紹介しました。
ヴィオラ・ダ・ガンバ ・シター奏者 藍原ゆきさんがご一緒して下さいました。

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   ヴィオラ・ダ・ガンバ

    
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    シター

  楽器のおはなし (共通の友人でご来場の渡邊さま 撮影)


◆今回の演目◆

芥川 龍之介 作
蜘蛛の糸」(大正7年7月発表 26歳)
魔術」(大正9年1月発表 28歳)

 <ヴィオラ・ダ・ガンバ 楽曲>

A・フォルクレ 第三組曲より「摂政」

C・シンプソン 「前奏曲」 「ディヴィジョンホ短調」

T・ヒューム 「ハンフリー大佐」


<シター 楽曲>

「パッサカリア」による旋律

「ロマネスカ」による旋律

H・パーセル」のオマージュ





 藍原さんは初めてのご出演・朗読とのセッション。
この企画にもご理解くださり、選曲や取り組み、言葉の中での演奏も楽しんでくださったことは、私も、大変うれしく思いました。
 【ここからは、館長さんのお写真より。】

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 「蜘蛛の糸」は極楽と地獄を、「魔術」は東京を舞台にしたおはなしです。
どちらも完璧な、綺麗な日本語の言葉を用いた文章と、感じられます。
 人間の欲とは? 誰しも欲はあります。 ただ、欲から野心を起こしてはいけない。芥川作品ではそれを見せてくれているのだろうと、私は思うのです。
 「魔術」を初めて聞くという方は多かったですね。面白い作品ですから、
ぜひ、読んでもらいたいですね。


 珍しい二種の楽器、その音色と音楽も、大いに楽しんでいただけたのではないでしょうか。

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 遠くへ行かなくてもここで朗読と演奏が聴けると、楽しみにしてくださっている地元の方々のお声を、あとからお聞きしました。嬉しいです。
そのお気持ちを受けとめて、来年も素敵な作品をこちらでお届けできるといいなと思っています。


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おかげさまで、今年も無事に終演しました。
  どうも、ありがとうございました。







by nagomi-no-kaze | 2019-10-24 22:47 | Live Report | Trackback | Comments(0)

和みの風の朗読会2019秋(in北九州) 無事に終演しました。

 9月7日(土)に、北九州市戸畑区にある図書室カフェITOHにて、
和みの風の朗読会の開催は、8回目を迎えました。 リコーダー奏者 渡辺浩行さんとの共演です。
 今年は春の開催を引越のため諦めましたが、その分、この秋の会を楽しみにしておりました。
 暑い中、ご来場くださいました皆さまに、
また、メールやお電話で応援してくださった皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、どうもありがとうございました。


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 今回、ふたりの作家の「童話」を一話ずつ、横笛の演奏とともにお届けしました。
作家が「童話」に描きたかった思いを、それぞれの作品を通じてお伝えし、受け取ってもらえたらと、
プログラムに置き、そのテーマを、~横笛と聴く言葉への旅「祈り」~としました。



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 北九州市出身の小説家 林 芙美子氏は、戦時中に疎開した長野県の山中において、
村の子どもたちに「童話」を書こうと決めました。
「鶴の笛」は、その中の一作です。
 そして、岩手県花巻市出身の詩人・童話作家 宮沢賢治氏が数多く生み出した童話より、
私にとっては思い入れのある「なめとこ山の熊」を選びました。



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(この写真は、ご来場の中嶋かつ子さん 撮影)


 共演の渡辺浩行さんは、朗読とのセッションは初めてとのことでした。
お打合せの中で
「既存の曲ではなくて、音楽を考えてみます。」とおっしゃってくださり、
ルネッサンスフルートを二本、(テナーとバス)使うことを提案してくださいました。
 物語りに沿うように考えてくださった音楽は自然に、優しい響きのもので、
次第に言葉と合うようになってくると、とても風合いのいい仕上がりになってきたことが
わかりました。
 当日は、渡辺さんの演奏との掛け合いも楽しみながら、信頼のもと、楽しく朗読することが出来ました。

 渡辺浩行さんが当日会場内を記録撮影、それをYouTubuにUPしてくださっています。
お聴きになれる方は、以下のURLを、よろしければお試しください。

「鶴の笛」林 芙美子作
https://youtu.be/a2-nNlrHBps

「あふれよわが涙」ダウランド/ファン・エイク作曲(リコーダー独奏)
https://www.youtube.com/watch?v=lw0UB7jbrWg

「なめとこ山の熊」宮沢賢治作
https://youtu.be/4U7WzT07pPo


 終演後にいただいたアンケートへのコメントには、
「横笛とおはなしがとても合っていた。」「笛の音がもの悲しく、また風のように聞こえた。」
ほか、様々なお言葉で寄せられました。これらのご感想は本当に励みになります。
また、次に聴きたい作品のことも書いてくださるのはとても嬉しくありがたいですね。
これからの会の参考にさせていただきます。
ありがとうございました。


 会場の、図書室カフェITOH 店主の伊藤美子さん。今回もお世話になりました。
お店では、熊本から取り寄せてくださったお菓子をご紹介してくれて、いただくと、とっても美味しいお菓子でした!
白くて丸いお菓子「ブールドネージュサレ」を私も気に入り、そして、抹茶のロールケーキは、終演後にいただきました。
し・あ・わ・せ~ (⌒∇⌒)

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by nagomi-no-kaze | 2019-09-12 16:48 | Live Report | Trackback | Comments(0)

海を越えての朗読会 vol.2 フランス編

5月27日~6月1日、フランス南西部に住む夫の親戚(従妹)のもとへ初訪問、滞在してきました。

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 静けさのなかにウグイスの声。それを聞いて目覚めると、窓から見えるのは、山々に囲まれた自然豊かな風景。
歩くと、澄んだ川の水の音。家庭菜園やブドウ畑、この時期は、さくらんぼが木々に赤く実る頃。
お花も様々に咲いている。教会の鐘の音を聞いて時を知るような、住むに心地よい、本当に素敵な街です。


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 そして、ここフランスでも朗読会、その好機が到来。  今更ながらの投稿ですが、今回はそのお話です。




 私が訪問を決めたあと、従妹のShinaさんからの情報で、近所の図書室で月に一度開かれる朗読会を知りました。
いつもは、男性の朗読者がいらして小説などを読んでいるそうでした。
そこでShinaさんは、私が一緒に参加できたらという提案を持ちかけてくれたのです。
 以前、台湾の台東市にあるカフェでの朗読会の模様をblogでご紹介した折、
Shinaさんは、「いつかフランスでも出来たらいいね。」と思ってくれていて、
それが、今回実現したのですから、凄いこと! すべて彼女のおかげです。

 さて、それでは日本のどんな作品を紹介しようかしら?
フランス語訳があるほうがいいなと考えながら、すぐ思い立ったのは、
昨年、北九州・東京で読ませていただいた宮沢賢治の作品『やまなし』でした。
作品のことを調べていたときに本で知ったことを思い出しました。
それは、フランス語に訳された絵本があり、蟹の子どもの会話にある「クラムボン」をどう訳すかの議論があった記事でした。
そこでShinaさんに伝えて、彼女は、早速フランス語に翻訳された賢治の本を探してくれました。
そこに納められていた『やまなし』を、フランス語と日本語でそれぞれ朗読して紹介することが出来ました。

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(「Journal de Millau」より)



 事前に地元の週刊新聞に記事が載ったこともあって、当日は地元のお客様がたくさん集まってくれました。
朗読者のリシャール・アベセラさんは、まず、日本に興味を持ってもらうためにと、日本の昔話を一話、
フランス語で語ってくれたのです。こうしたお心遣いも、本当に嬉しかったですね。
そして、フランス語と日本語の朗読による『やまなし』、最後に、詩『雨ニモマケズ』を日本語で朗読し
皆さんにも一緒に参加して読んでもらいました。とても楽しかった~。


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(プロジェクターに投影する資料は、Shinaさんが作成してくれました。事前に確認中!)



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 リシャールさんは表情豊かに、身振り手振り、表現されるので、私も負けてはいられないなと秘かに思ったのは本当です。
フランス語と日本語が掛け合う言葉の音の響きに合わせて、今度は皆さんの「聴きたい」気持ちがこちらにも伝わってくるのです。
 なんと幸せなことでしょう!
 賢治の代表作に触れてくださったことも、日本語の音を楽しんで聴いてもらえたことも、私は大変嬉しかったですね。


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Shinaさんが絵本の絵を見せながら、お話は進む。)



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(「雨ニモマケズ」を紹介。 右はShinaさん、私の言葉を通訳してくれました。)



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(朗読会の模様は、フランクさんが撮影。そして終演後に、会場の皆さまと。右:この会をコーディネートしてくださったコレットさん。)




 次の週の新聞には写真も一緒に掲載されたそうです。
(会場で、記者の方も一緒に聴いてくれていました。「Journal de Millau 」Jeudi 6 Juin 2019 より)
   いい写真でしょ?
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コーディネーター、司会進行も務めてくださったコレットさん(写真 右)に、
企画提案、資料作成、準備、当日通訳と、一番忙しかった従妹のShinaさん(写真 左)に、
快く一緒に読んでくださった、リシャールさんに、
そして、主人の母と叔母が、来場の皆さんに日本食のお差し入れをたくさん作ってくださったことに、
心より、感謝申し上げます。

 
 あとから、この記事をShinaさんに訳してもらいました。
   タイトル「日本語の語りの夕べ」
 5月29日(水)に、フランクさんと一緒にこの村に住むシーナさんのお宅を訪れている
日本人朗読家野田香苗さんをリルオリーブル図書館に招いて朗読会が催されました。
 最初に、リシャール・アベセラさんがフランス語で日本の小話
「半蔵衛門さんはどうして蠅を飲み込んで、その後どうなったか」を語り、
続いて香苗さんとリシャールさんが、シーナさんが紙芝居的にめくる絵本にあわせて
フランス語と日本語で交互に宮沢賢治の「やまなし」を披露した。
 最後に、映し出された言葉にあわせ、参加者全員で宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を読み、
この読書の夕べはアジアフードのテースティングで幕を閉じた。
 素晴らしい経験を与えてくれたこの企画に感謝する。


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by nagomi-no-kaze | 2019-08-20 22:59 | Live Report | Trackback | Comments(0)

三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート 10回目 終演しました。

2019年(令和元年)5月10日・11日 「春の朗読コンサート」は、
おかげさまで、10回目を迎えました。同内容2回公演 無事に終演いたしました。
http://mitaka-sportsandculture.or.jp/yuzo/event/20190510_11/

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 今年もたくさんのご応募をいただいたそうです。
両日お席が抽選となってしまい、外れてしまった方には申し訳ございませんでした。
当選したお客様は皆様ご出席。(毎度、出席率が高いのが有り難いです。)
そして早くからご来館くださり、時間ぴったりに開演できまして感謝申し上げます。
お忙しい中をご来場くださり、誠にありがとうございました。


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 記念館の企画展にちなみ、学芸員さんと相談しまして女性の主人公の有三作品をと、
戯曲のジャンルから『女中の病気』(大正13年10月発表)を推していただきました。
戯曲とは演劇の脚本、台本にあたります。つまり、登場人物の台詞で成り立っています。
私にはなかなか選べない作品です。というのも、内容を一人の読み手で朗読します。
聴き手は、会話で綴られるストーリーの行方を想像していくようになります。
そして、ここに音楽をどのように取り入れていくかが、とても重要です。





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 さて、メインの作品『女中の病気』。
大正時代、有三氏は劇作品を主に書いていたそうですが、これは37歳の時の作品です。
お話は切ない内容です。
 大正時代、「女中」の仕事は、住み込みで働き、家事全般を執り行うものが一般的でした。
そして弱い立場に置かれた女性に対する有三の視点が、この作品には描かれています。
話中にはお金の話もでてきますので、当時の物価についても調べてみました。
この時代は、戦争や、関東では大震災の影響も受けて、お金の価値に幅があるようでしたが
例えば、大正時代の100円は、今のお金の価値でいうと、30万~35万円くらいになるそうです。
このような背景も参考にしながら、お話を聴いていただきました。

 今回の共演に、クラリネット奏者 人見 剛さんに是非ともお願いしたいと思いました。
この物語を読んで、時代背景と女中の存在を意識してもらいました。
女中のテーマの曲を作ってもらえることになったのは嬉しかったですね。
そこから展開していく音楽を作曲。一幕ごとに、音楽も追っていくという形です。
音域の幅も、テンポの変化も生かされた曲調は、物語の展開にぴったりでした。
また、テーマの音楽が分かりやすい。これらが、皆さんにもいい印象に映ったと思いました。
耳に馴染みやすくて、私などは普段でもこのフレーズをつい歌ってしまうのですよ。

最後に人見さんから教えてもらったことですが、このテーマの曲が生まれたきっかけは、
人見さんの奥様が口ずさんだメロディだったそうですよ。
そうでしたか、ご夫婦で生み出してくださったわけですね。 どうもありがとうございました。
今回はお互いに「挑戦」すべきものがありましたね。 私にとっても印象に残る作品となりました。


~プログラム~

演奏
「モノローグ」 エルランド・フォン・コック 作曲

朗読 
山本有三 作

『「酒中日記」を見て』(抜粋) 初出:「国民新聞」(大正8年5月21日)


『女中の日記』(抜粋) 初出:「演劇新潮」(大正13年10月号)


 朗読 野田 香苗  クラリネット 人見 剛


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by nagomi-no-kaze | 2019-05-12 18:30 | Live Report | Trackback | Comments(0)

2018年 今年も、どうもありがとうございました。

 2018年(平成30年)があと2日。
今年もこのブログ読んでくださり、どうもありがとうございました。

 今月は、9日に東京都立川市での「風流楽ウィンターコンサート」、
15日に北九州市門司港にて「クリスマスコンサート」に朗読出演の機会をいただきました。
報告が遅くなりました!
それぞれにご来場くださいました皆さま、また、応援してくださった皆さまにも心より感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。


こちらは風流楽ウィンターコンサート。(12月9日 アートルーム新紀元にて)
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 朗読作品:「蜜柑」芥川龍之介作 , 林佐知子詩集「空の日」より8編の詩を、
チェンバリスト渡邊温子さんが選曲・構成された音楽とともにお届けしました。
私たちも楽しかったし、アンケートには沢山の嬉しいコメントをいただくことができました。
音楽と言葉の紡ぎだす世界を耳から聴いて楽しんでいただけることは最良の喜びです。

 終演後、詩人の林佐知子先生もご一緒に。

2018年 今年も、どうもありがとうございました。_e0173350_19353989.jpg

 今回も先生はぎっしりとコメントを、「朗読と音楽でこのように詩の世界が広がっていくのね。」
と、声をかけてくださり、大変喜んでいただけて光栄でした。
 私たちもホッとしたり嬉しさがこみあげてきました。素敵な作品・音楽との出会いを、ありがとうございました。

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(ここまで 写真撮影 鶴岡恵さん)

  Facebook「風流楽ページ」 ご覧いただける方はどうぞ。→  https://www.facebook.com/furura.furura



こちらはクリスマスコンサート。(12月15日 ティールーム センガクにて)
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 初の組み合わせ、ピアニスト湯田美津子さんのお声かけで、ヴォーカリスト飯沼涼子さんとご一緒に。
ピアノソロ、涼子さんの歌にはいい響きがあり、お二人の演奏は魅力的でした。

 朗読作品:門司港出身の作家 林芙美子のエッセイ「朝御飯」と童話「ふしぎな岩」を。
エッセイは内容が面白かったそうで、選んで良かった。そして、童話は私が読んでこの辺りの風景を感じられた作品、ぜひこれを
ご紹介したいと思いました。童話のほうにはピアノの音楽も加わり聴きやすかったそうで良かったです。
「景色が心に浮かんだ」とお声をいただいて嬉しくなりました。

お客様より3人にお花のプレゼント❤ 
ピアノに飾らせてもらって、舞台も私たちの心も華やぎました。 どうもありがとうございました。
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 今年も本当にありがとうございました。 今後ともよろしくお願い致します。

皆さま 新しい年をお元気でお迎えくださいませ。
来年もどこかでお目にかかれるのを楽しみにしております。


by nagomi-no-kaze | 2018-12-29 19:57 | Live Report | Trackback | Comments(0)

joプロジェクト《キョウユウ》さんの企画に朗読出演させていただきました。

joプロジェクト《キョウユウ》朗読館vol.7
「文豪散歩」名作シリーズ【コンパクト版】第1/10集
2018年11月25日(日)に、無事に終演いたしました。
小春日和の晴天の日、おかげさまで会場はほぼ満席。
ご来場の皆さまに、そして、応援してくださった皆さまにも
心より御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
ご一緒して3回目になります、共演者のお二人。
菊地茜さん、三田朱美さんとの終演後の一枚。

joプロジェクト《キョウユウ》さんの企画に朗読出演させていただきました。_e0173350_00001506.jpg

この女性三名の読み手による90分の朗読会でした。
途中休憩なしで聴いていただきましたが、後日、聴いてくださった方々に感想を伺うと、
ほとんどの方が時間が気にならずに満足して聴いていただけたようで、ホッとしています。
この「朗読館」シリーズは「朗読と音楽と映像で織り成す空間」と銘打っており、
今回も素敵な写真とともに、きちんとそれぞれの作品・作家について資料を映像をお届けされました。
お客様にはその予備知識をもとに、作品を耳で聴いていただける工夫がなされていたと感じました。
また、このコンセプトがしっかりと皆さまに伝わっていたのでしょう。
名作を改めて「聴きたい」と思ってご来場くださる方々の熱心さも伝わってきました。


joプロジェクト《キョウユウ》さんの企画に朗読出演させていただきました。_e0173350_00030773.jpg


会場は、今年春にオープンした「シネマハウス大塚」 もともと映画を観る空間として作られたのですが、
管理人の方の「様々なイヴェントに使ってもらえたら」とのお気持ちがあるようです。
この日は管理人の方にも私たちの公演を聴いていただけました。そして、
joプロジェクト《キョウユウ》さんの企画に朗読出演させていただきました。_e0173350_00005270.jpg


今回のような朗読会の形の実現を喜んでくださって、本当にうれしかったです。
私たちも、空間の音の響きの良さを実感し、言葉をきちんとお届けできたことに嬉しく思いました。



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joプロジェクト《キョウユウ》さんの企画に朗読出演させていただきました。_e0173350_00023864.jpg
<チラシ 表>


朗読した作品はチラシにご案内されています。
『やまなし』宮沢賢治作 を私は選び、今回皆さまに聴いていただきました。本当に美しい情景の素敵な作品です。
また、三人で読み継ぐ「智恵子抄」にも、読む度に言葉の力を感じさせられました。
高村光太郎の詩を私はこれまでにも読んでいますけれども、新しい発見がありました。こういうときは体に響くものがあります。

まずは初会を終えましたが、今後10回まで続く予定です。ですから、どうぞお楽しみに♪
私もまた、新たな挑戦をしたい!と、次の作品と向き合う夢がふくらみますし、
また聴いていただけますように、そのチャンスをいただけますように、一つ一つ精進していきたいと思っております。
感謝をこめて。 どうもありがとうございました。


稽古風景が、joプロジェクト《キョウユウ》のブログでも紹介されています。
http://jo-p-kyoyu.jugem.jp/


by nagomi-no-kaze | 2018-11-30 00:15 | Live Report | Trackback | Comments(0)

和みの風の朗読会2018秋 無事に終演しました。

和みの風の朗読会
~ピアノと聴く言葉への旅「宮沢賢治」~ は、11月23日 無事終演いたしました。
ご来場の皆さま、応援のメッセージをくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。

 和みの風の朗読会2018秋 無事に終演しました。_e0173350_22423106.jpg


終演後に ピアニスト 湯田美津子さんとご一緒に。 図書室カフェITOHにて


 宮沢賢治の作品は短歌、詩、童話の作品が数多く残され、多くの人に親しまれていますね。
今回はその中から、あまりにも有名な、短い作品ばかり、三点。
民話をモチーフにした「ざしき童子のはなし」
童話「やまなし」
詩「雨ニモマケズ」を、取り上げてみました。

 宮沢賢治を研究する人たちの著書をいくつか読んでみました。
賢治にはある強い思いがその根底にあり、それがどの作品にも根底にあることが共通するとの見方があります。
それは、「みんながどうしたら幸せになれるか」をいつも考え、心に置いて作品を書いていたというのです。
 それを知り私自身が作品に向き合ったときになるほどと思い、これまでわからなかったところに、新たに気がついたものがありました。
そこで皆さまにも同じように、有名すぎるこの作品たちに新たな面白さを気づいていただけるかもしれないと思いました。
果たして、どのように聴いていただけましたでしょうか?


 ピアニストの湯田美津子さんとは、この朗読会で二度目の共演になります。
独奏では映画音楽を二曲、湯田さんのお得意の分野で、喜ばれていましたね。
そして童話「やまなし」の朗読と音楽に挑戦。 その音楽には、二枚の幻燈のシーンを昼と夜、春と秋 の温度差を変えて
その色合いをイメージしてもらいながら、音域も考えていただきました。
何度か試していくにつれて音楽のタイミングや長さがつかめてきて、朗読のタイミングも変化していきました。
最終的には即興演奏が一番しっくり来るところがあり、その箇所はお任せし、私もその音楽にのせて朗読しました。
本番が一番うまく表現できたと、終演後にお互い同じように思ったことがわかりました。

 今回はお客様から感想を沢山、アンケートに寄せてくださり、この「やまなし」がまとまっていたことが書かれていて嬉しかったですね。
小さな谷川の水底でのお話なのですが、「そこに自分もいるような」というご意見に、「まさにそれです!その視点が面白い作品なのです。」と、私は秘かにうれしくなり、ありがたく思いました。


 この図書室カフェITOHさんでは、店内に沢山の本が並んでいます。
店主の伊藤さんは高校司書のお仕事を長年されていた方です。
お尋ねしてみたら、お店には宮沢賢治の本、関連本は色々所蔵されていました。さすがです!
特に、筑摩書房から出版の新しい全集が1巻~10巻。綺麗な装丁です。コーナーを設けてくださり、並べてくださいました。
ここでは貸出も可能ですから、それをご紹介させていただきました。


 和みの風の朗読会2018秋 無事に終演しました。_e0173350_22435742.jpg


さて、次の和みの風の朗読会は来春に予定していきたいと思います。
詳しいことが決まりましたら、こちらにもお知らせいたします。
またどうぞ、聴きにいらしてくださいませ。

 ★ 湯田さんとは、12月15日、門司港のティールームでのクリスマスコンサートに、私もご一緒させていただきます。
   女性ボーカルの方も加わりクリスマスの音楽が華やかに!
   そして私は、門司港出身の作家 林芙美子さんの作品を朗読します。
   
  また、ご案内させていただきます。お楽しみに!




by nagomi-no-kaze | 2018-11-24 23:00 | Live Report | Trackback | Comments(0)

三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート終演しました。

 第9回目を迎え、5月18日・19日の両日に開催されて無事に終演しました。
この度も応募多数のため抽選となってしまいましたが、
ご応募いただいた皆様に心より感謝しています。どうもありがとうございました。

三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート終演しました。_e0173350_10455999.jpg
横笛奏者の金子弘美さんと

 



三鷹市山本有三記念館。
外観も内装も立派な、素晴らしい西洋館建築です。

三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート終演しました。_e0173350_10480801.jpg




三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート終演しました。_e0173350_10482141.jpg
お庭に面しているほうは、このような外観です。


 昭和初期には、山本有三がここで家族とともに約11年間生活を送りました。
代表作『路傍の石』を執筆されたのもこの家に住んでいた時のことでした。
大きな木々のある庭に囲まれて、季節柄、深緑と鶯の美しい鳴き声に包まれます。
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 朗読コンサートは、一階受付の目の前にある、こちらのお部屋で行います。
三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート終演しました。_e0173350_10510056.jpg


毎度、音楽家をお一人お招きし、朗読する有三作品にも一緒に関わっていただきます。
今年は、横笛奏者の金子弘美さん。初回に次いで2回目のご出演。
横笛の音色は館内にとてもよく響き、遠音も綺麗に通ります。
調子の異なる篠笛を数本、能管、龍笛と、ご用意してくださいました。
能管は独特の音階があり、また龍笛と姿はとてもよく似ていますが、楽器を見せ、
音色も聴かせてもらいながらの紹介はうれしいものです。
(プログラムでは朗読作品のあとに独奏していただきました。)

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 『生きとし生けるもの』は有三39歳の時の作品で、初の長編小説。
大正15年9月~12月にかけて、東西朝日新聞に同時に連載されました。
学芸員さんからの提案も受け、自分でも挑戦したいと思い、冒頭の章「周作」を選びました。
 この章は9つの話で構成されており、九州のとある炭坑の坑内で周作が生まれたことから始まります。
少年時代の思い出から、12歳には坑夫として働き始めた周作の18歳頃までを描いています。
彼の性格の話、坑夫の仕事において最も恐ろしかった出来事についてが中心となり、
細かい描写、喜怒哀楽の巧みな表現が胸に響きます。
そして、周作が手に届かないと思っていた勉学の道への入口に進めることになったところで
この章は閉じます。(ここまでを聴いていただくのに約45分かかります。)
 今回は炭坑の専門用語とその時代背景から、耳慣れない言葉が多いと思いました。そこで、
プログラムにはその解説と、時間に限りがあるため楽器の説明を記載してもらいました。
また、朗読の前に、学芸員さんに簡単にご説明もお願いし、快くお引き受けしてくださり、大変助かりました。
ご来館の皆さまにも、お手元でこれを見ながら、聴いていただきました。


三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート終演しました。_e0173350_10584413.jpg

 横笛奏者の金子さんは、物語のシーンに音楽をどのように組み込んでいくか、
相当悩まれたことと思い、心配しましたが、ある時
「主人公の周作を救いたいと思います。」と思ってくださったことが、私は心強かったです。
ことに、朗読とかけ合う緊迫したシーンには能管の持つその不思議な音階から、
人々の不安、ため息、そして激しい心情が生まれ、言葉以上のものが表現されたのは
音楽の力、そして金子さんの演奏の素晴らしさですね。
とても集中力のいる内容でしたが、なかなか出来ない作品に、また今回の朗読と音楽の構成に、
挑戦できたことは、めったにない有難い機会となりました。とても嬉しいです。




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直前まで音合わせの確認とお打ち合わせ



三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート終演しました。_e0173350_11085107.jpg


 この時期、大きな木々の深緑と、鶯の美しい鳴き声に包まれた記念館。
自然と共生している有三記念館でお届けできることへの喜びは大きく、
共感していただける聴き手の皆さま、スタッフの皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
また、応援してくださった皆さまにも、本当に、本当に、ありがとうございました。


三鷹市山本有三記念館 春の朗読コンサート終演しました。_e0173350_11002180.jpg



三鷹市山本有三記念館
http://mitaka-sportsandculture.or.jp/yuzo/



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by nagomi-no-kaze | 2018-05-22 11:10 | Live Report | Trackback | Comments(0)
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