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カテゴリ:Live Report( 78 )

2019年(令和元年)5月10日・11日 「春の朗読コンサート」は、
おかげさまで、10回目を迎えました。同内容2回公演 無事に終演いたしました。
http://mitaka-sportsandculture.or.jp/yuzo/event/20190510_11/

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 今年もたくさんのご応募をいただいたそうです。
両日お席が抽選となってしまい、外れてしまった方には申し訳ございませんでした。
当選したお客様は皆様ご出席。(毎度、出席率が高いのが有り難いです。)
そして早くからご来館くださり、時間ぴったりに開演できまして感謝申し上げます。
お忙しい中をご来場くださり、誠にありがとうございました。


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 記念館の企画展にちなみ、学芸員さんと相談しまして女性の主人公の有三作品をと、
戯曲のジャンルから『女中の病気』(大正13年10月発表)を推していただきました。
戯曲とは演劇の脚本、台本にあたります。つまり、登場人物の台詞で成り立っています。
私にはなかなか選べない作品です。というのも、内容を一人の読み手で朗読します。
聴き手は、会話で綴られるストーリーの行方を想像していくようになります。
そして、ここに音楽をどのように取り入れていくかが、とても重要です。





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 さて、メインの作品『女中の病気』。
大正時代、有三氏は劇作品を主に書いていたそうですが、これは37歳の時の作品です。
お話は切ない内容です。
 大正時代、「女中」の仕事は、住み込みで働き、家事全般を執り行うものが一般的でした。
そして弱い立場に置かれた女性に対する有三の視点が、この作品には描かれています。
話中にはお金の話もでてきますので、当時の物価についても調べてみました。
この時代は、戦争や、関東では大震災の影響も受けて、お金の価値に幅があるようでしたが
例えば、大正時代の100円は、今のお金の価値でいうと、30万~35万円くらいになるそうです。
このような背景も参考にしながら、お話を聴いていただきました。

 今回の共演に、クラリネット奏者 人見 剛さんに是非ともお願いしたいと思いました。
この物語を読んで、時代背景と女中の存在を意識してもらいました。
女中のテーマの曲を作ってもらえることになったのは嬉しかったですね。
そこから展開していく音楽を作曲。一幕ごとに、音楽も追っていくという形です。
音域の幅も、テンポの変化も生かされた曲調は、物語の展開にぴったりでした。
また、テーマの音楽が分かりやすい。これらが、皆さんにもいい印象に映ったと思いました。
耳に馴染みやすくて、私などは普段でもこのフレーズをつい歌ってしまうのですよ。

最後に人見さんから教えてもらったことですが、このテーマの曲が生まれたきっかけは、
人見さんの奥様が口ずさんだメロディだったそうですよ。
そうでしたか、ご夫婦で生み出してくださったわけですね。 どうもありがとうございました。
今回はお互いに「挑戦」すべきものがありましたね。 私にとっても印象に残る作品となりました。


~プログラム~

演奏
「モノローグ」 エルランド・フォン・コック 作曲

朗読 
山本有三 作

『「酒中日記」を見て』(抜粋) 初出:「国民新聞」(大正8年5月21日)


『女中の日記』(抜粋) 初出:「演劇新潮」(大正13年10月号)


 朗読 野田 香苗  クラリネット 人見 剛


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by nagomi-no-kaze | 2019-05-12 18:30 | Live Report | Trackback | Comments(0)

 2018年(平成30年)があと2日。
今年もこのブログ読んでくださり、どうもありがとうございました。

 今月は、9日に東京都立川市での「風流楽ウィンターコンサート」、
15日に北九州市門司港にて「クリスマスコンサート」に朗読出演の機会をいただきました。
報告が遅くなりました!
それぞれにご来場くださいました皆さま、また、応援してくださった皆さまにも心より感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。


こちらは風流楽ウィンターコンサート。(12月9日 アートルーム新紀元にて)
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 朗読作品:「蜜柑」芥川龍之介作 , 林佐知子詩集「空の日」より8編の詩を、
チェンバリスト渡邊温子さんが選曲・構成された音楽とともにお届けしました。
私たちも楽しかったし、アンケートには沢山の嬉しいコメントをいただくことができました。
音楽と言葉の紡ぎだす世界を耳から聴いて楽しんでいただけることは最良の喜びです。

 終演後、詩人の林佐知子先生もご一緒に。

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 今回も先生はぎっしりとコメントを、「朗読と音楽でこのように詩の世界が広がっていくのね。」
と、声をかけてくださり、大変喜んでいただけて光栄でした。
 私たちもホッとしたり嬉しさがこみあげてきました。素敵な作品・音楽との出会いを、ありがとうございました。

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(ここまで 写真撮影 鶴岡恵さん)

  Facebook「風流楽ページ」 ご覧いただける方はどうぞ。→  https://www.facebook.com/furura.furura



こちらはクリスマスコンサート。(12月15日 ティールーム センガクにて)
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 初の組み合わせ、ピアニスト湯田美津子さんのお声かけで、ヴォーカリスト飯沼涼子さんとご一緒に。
ピアノソロ、涼子さんの歌にはいい響きがあり、お二人の演奏は魅力的でした。

 朗読作品:門司港出身の作家 林芙美子のエッセイ「朝御飯」と童話「ふしぎな岩」を。
エッセイは内容が面白かったそうで、選んで良かった。そして、童話は私が読んでこの辺りの風景を感じられた作品、ぜひこれを
ご紹介したいと思いました。童話のほうにはピアノの音楽も加わり聴きやすかったそうで良かったです。
「景色が心に浮かんだ」とお声をいただいて嬉しくなりました。

お客様より3人にお花のプレゼント❤ 
ピアノに飾らせてもらって、舞台も私たちの心も華やぎました。 どうもありがとうございました。
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 今年も本当にありがとうございました。 今後ともよろしくお願い致します。

皆さま 新しい年をお元気でお迎えくださいませ。
来年もどこかでお目にかかれるのを楽しみにしております。


by nagomi-no-kaze | 2018-12-29 19:57 | Live Report | Trackback | Comments(0)

joプロジェクト《キョウユウ》朗読館vol.7
「文豪散歩」名作シリーズ【コンパクト版】第1/10集
2018年11月25日(日)に、無事に終演いたしました。
小春日和の晴天の日、おかげさまで会場はほぼ満席。
ご来場の皆さまに、そして、応援してくださった皆さまにも
心より御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
ご一緒して3回目になります、共演者のお二人。
菊地茜さん、三田朱美さんとの終演後の一枚。

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この女性三名の読み手による90分の朗読会でした。
途中休憩なしで聴いていただきましたが、後日、聴いてくださった方々に感想を伺うと、
ほとんどの方が時間が気にならずに満足して聴いていただけたようで、ホッとしています。
この「朗読館」シリーズは「朗読と音楽と映像で織り成す空間」と銘打っており、
今回も素敵な写真とともに、きちんとそれぞれの作品・作家について資料を映像をお届けされました。
お客様にはその予備知識をもとに、作品を耳で聴いていただける工夫がなされていたと感じました。
また、このコンセプトがしっかりと皆さまに伝わっていたのでしょう。
名作を改めて「聴きたい」と思ってご来場くださる方々の熱心さも伝わってきました。


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会場は、今年春にオープンした「シネマハウス大塚」 もともと映画を観る空間として作られたのですが、
管理人の方の「様々なイヴェントに使ってもらえたら」とのお気持ちがあるようです。
この日は管理人の方にも私たちの公演を聴いていただけました。そして、
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今回のような朗読会の形の実現を喜んでくださって、本当にうれしかったです。
私たちも、空間の音の響きの良さを実感し、言葉をきちんとお届けできたことに嬉しく思いました。



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<チラシ 表>


朗読した作品はチラシにご案内されています。
『やまなし』宮沢賢治作 を私は選び、今回皆さまに聴いていただきました。本当に美しい情景の素敵な作品です。
また、三人で読み継ぐ「智恵子抄」にも、読む度に言葉の力を感じさせられました。
高村光太郎の詩を私はこれまでにも読んでいますけれども、新しい発見がありました。こういうときは体に響くものがあります。

まずは初会を終えましたが、今後10回まで続く予定です。ですから、どうぞお楽しみに♪
私もまた、新たな挑戦をしたい!と、次の作品と向き合う夢がふくらみますし、
また聴いていただけますように、そのチャンスをいただけますように、一つ一つ精進していきたいと思っております。
感謝をこめて。 どうもありがとうございました。


稽古風景が、joプロジェクト《キョウユウ》のブログでも紹介されています。


by nagomi-no-kaze | 2018-11-30 00:15 | Live Report | Trackback | Comments(0)

和みの風の朗読会
~ピアノと聴く言葉への旅「宮沢賢治」~ は、11月23日 無事終演いたしました。
ご来場の皆さま、応援のメッセージをくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。

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終演後に ピアニスト 湯田美津子さんとご一緒に。 図書室カフェITOHにて


 宮沢賢治の作品は短歌、詩、童話の作品が数多く残され、多くの人に親しまれていますね。
今回はその中から、あまりにも有名な、短い作品ばかり、三点。
民話をモチーフにした「ざしき童子のはなし」
童話「やまなし」
詩「雨ニモマケズ」を、取り上げてみました。

 宮沢賢治を研究する人たちの著書をいくつか読んでみました。
賢治にはある強い思いがその根底にあり、それがどの作品にも根底にあることが共通するとの見方があります。
それは、「みんながどうしたら幸せになれるか」をいつも考え、心に置いて作品を書いていたというのです。
 それを知り私自身が作品に向き合ったときになるほどと思い、これまでわからなかったところに、新たに気がついたものがありました。
そこで皆さまにも同じように、有名すぎるこの作品たちに新たな面白さを気づいていただけるかもしれないと思いました。
果たして、どのように聴いていただけましたでしょうか?


 ピアニストの湯田美津子さんとは、この朗読会で二度目の共演になります。
独奏では映画音楽を二曲、湯田さんのお得意の分野で、喜ばれていましたね。
そして童話「やまなし」の朗読と音楽に挑戦。 その音楽には、二枚の幻燈のシーンを昼と夜、春と秋 の温度差を変えて
その色合いをイメージしてもらいながら、音域も考えていただきました。
何度か試していくにつれて音楽のタイミングや長さがつかめてきて、朗読のタイミングも変化していきました。
最終的には即興演奏が一番しっくり来るところがあり、その箇所はお任せし、私もその音楽にのせて朗読しました。
本番が一番うまく表現できたと、終演後にお互い同じように思ったことがわかりました。

 今回はお客様から感想を沢山、アンケートに寄せてくださり、この「やまなし」がまとまっていたことが書かれていて嬉しかったですね。
小さな谷川の水底でのお話なのですが、「そこに自分もいるような」というご意見に、「まさにそれです!その視点が面白い作品なのです。」と、私は秘かにうれしくなり、ありがたく思いました。


 この図書室カフェITOHさんでは、店内に沢山の本が並んでいます。
店主の伊藤さんは高校司書のお仕事を長年されていた方です。
お尋ねしてみたら、お店には宮沢賢治の本、関連本は色々所蔵されていました。さすがです!
特に、筑摩書房から出版の新しい全集が1巻~10巻。綺麗な装丁です。コーナーを設けてくださり、並べてくださいました。
ここでは貸出も可能ですから、それをご紹介させていただきました。


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さて、次の和みの風の朗読会は来春に予定していきたいと思います。
詳しいことが決まりましたら、こちらにもお知らせいたします。
またどうぞ、聴きにいらしてくださいませ。

 ★ 湯田さんとは、12月15日、門司港のティールームでのクリスマスコンサートに、私もご一緒させていただきます。
   女性ボーカルの方も加わりクリスマスの音楽が華やかに!
   そして私は、門司港出身の作家 林芙美子さんの作品を朗読します。
   
  また、ご案内させていただきます。お楽しみに!




by nagomi-no-kaze | 2018-11-24 23:00 | Live Report | Trackback | Comments(0)

 第9回目を迎え、5月18日・19日の両日に開催されて無事に終演しました。
この度も応募多数のため抽選となってしまいましたが、
ご応募いただいた皆様に心より感謝しています。どうもありがとうございました。

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横笛奏者の金子弘美さんと

 



三鷹市山本有三記念館。
外観も内装も立派な、素晴らしい西洋館建築です。

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お庭に面しているほうは、このような外観です。


 昭和初期には、山本有三がここで家族とともに約11年間生活を送りました。
代表作『路傍の石』を執筆されたのもこの家に住んでいた時のことでした。
大きな木々のある庭に囲まれて、季節柄、深緑と鶯の美しい鳴き声に包まれます。
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 朗読コンサートは、一階受付の目の前にある、こちらのお部屋で行います。
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毎度、音楽家をお一人お招きし、朗読する有三作品にも一緒に関わっていただきます。
今年は、横笛奏者の金子弘美さん。初回に次いで2回目のご出演。
横笛の音色は館内にとてもよく響き、遠音も綺麗に通ります。
調子の異なる篠笛を数本、能管、龍笛と、ご用意してくださいました。
能管は独特の音階があり、また龍笛と姿はとてもよく似ていますが、楽器を見せ、
音色も聴かせてもらいながらの紹介はうれしいものです。
(プログラムでは朗読作品のあとに独奏していただきました。)

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 『生きとし生けるもの』は有三39歳の時の作品で、初の長編小説。
大正15年9月~12月にかけて、東西朝日新聞に同時に連載されました。
学芸員さんからの提案も受け、自分でも挑戦したいと思い、冒頭の章「周作」を選びました。
 この章は9つの話で構成されており、九州のとある炭坑の坑内で周作が生まれたことから始まります。
少年時代の思い出から、12歳には坑夫として働き始めた周作の18歳頃までを描いています。
彼の性格の話、坑夫の仕事において最も恐ろしかった出来事についてが中心となり、
細かい描写、喜怒哀楽の巧みな表現が胸に響きます。
そして、周作が手に届かないと思っていた勉学の道への入口に進めることになったところで
この章は閉じます。(ここまでを聴いていただくのに約45分かかります。)
 今回は炭坑の専門用語とその時代背景から、耳慣れない言葉が多いと思いました。そこで、
プログラムにはその解説と、時間に限りがあるため楽器の説明を記載してもらいました。
また、朗読の前に、学芸員さんに簡単にご説明もお願いし、快くお引き受けしてくださり、大変助かりました。
ご来館の皆さまにも、お手元でこれを見ながら、聴いていただきました。


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 横笛奏者の金子さんは、物語のシーンに音楽をどのように組み込んでいくか、
相当悩まれたことと思い、心配しましたが、ある時
「主人公の周作を救いたいと思います。」と思ってくださったことが、私は心強かったです。
ことに、朗読とかけ合う緊迫したシーンには能管の持つその不思議な音階から、
人々の不安、ため息、そして激しい心情が生まれ、言葉以上のものが表現されたのは
音楽の力、そして金子さんの演奏の素晴らしさですね。
とても集中力のいる内容でしたが、なかなか出来ない作品に、また今回の朗読と音楽の構成に、
挑戦できたことは、めったにない有難い機会となりました。とても嬉しいです。




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直前まで音合わせの確認とお打ち合わせ



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 この時期、大きな木々の深緑と、鶯の美しい鳴き声に包まれた記念館。
自然と共生している有三記念館でお届けできることへの喜びは大きく、
共感していただける聴き手の皆さま、スタッフの皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
また、応援してくださった皆さまにも、本当に、本当に、ありがとうございました。


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三鷹市山本有三記念館
http://mitaka-sportsandculture.or.jp/yuzo/



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by nagomi-no-kaze | 2018-05-22 11:10 | Live Report | Trackback | Comments(0)

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4月7日(土)に、図書室カフェITOHさんにて「和みの風の朗読会」を開催し、
無事に終演いたしました。
冷たい風吹く中を、ご来場くださいました皆さまに感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。


 近年、朗読に親しみを持っていただく機会が様々な場所で増えていると思うこの頃。
今回は初の試み、~二人の読み手によるお届け話~と題しまして、
朗読師の古賀恭子さんをお迎えしました。

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 私は普段は音楽とのセッションがほとんどですが、今回は新鮮な気持ち。
朗読の活動を通して触れる作品や作家について話をしたり、
お互いの間合いを感じて練習する過程も面白かったです。
 お陰様で、たくさんのお客様に聴いていただけたこと、
また、近い距離でお客様の息遣いを感じつつ朗読するのは幸せでした。
(前列に座られた方々には近すぎたかもしれませんね、すみません!)



 プログラムには、
例えば、共通の場所や立場にたった主人公たちのそれぞれの思いを語るような
物語はどうかしら?という古賀さんの提案をいただいてから、
思いめぐらせるうちにある本を思い出しました。
二人で読みながら、その作品集より選んだ作品です。

-『秘密。私と私のあいだの十二話』(メディアファクトリー)より- 

彼女の彼の特別な日
彼の彼女の特別な日 (森 絵都/作)

黒電話A
黒電話B (堀江 敏幸/作)


そして、
-『美人の日本語』山下景子/著(幻冬舎文庫)より-
8つの春の言葉を選び、ご紹介しました。

・四月朔日(わたぬき)
・蘖(ひこばえ)
・花明かり
・青二才
・山笑う
・お洒落
・餞(はなむけ)
・ありがとう


聴き手の皆さまが物語の展開を想像しながら聴いてくださっていました。
作品の面白さや日本語の言葉の響きを楽しんでいただけましたら、幸いです。


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☆ 公演中の写真は、ご来場くださいましたお客様からいただきました。ありがとうございます!




そうそう、本番前、昼食を、カフェ新メニューの「水餃子」を一緒にいただきましたよ。
鹿児島の黒豚さんのグレードが金星で、とっても美味しかったです。
元気をもらって臨めました!
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図書室カフェITOHさんは、翌日の8日が記念日とのこと。
3周年おめでとうございます!!  これからも、人のご縁を繋ぐ集いの場となりますように。

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by nagomi-no-kaze | 2018-04-10 20:14 | Live Report | Trackback | Comments(0)

 12月2日(日)は、東京の青空のもと、
チェンバリストの渡邊温子さんとの風流楽ウィンターコンサートが
無事に終演しました。 (アートルーム新紀元 に於いて)

 立川までご来場くださいました皆さま、ご協力をいただきました皆さま、
そして、応援をいただきました皆さまに、心より感謝を申し上げます。
どうもありがとうございました。


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 前半はチェンバロソロから始まり、楽曲や奏法についてのお話もはさみながら進みますので
チェンバロを初めてご覧になる方にも興味を持ってもらえたのではないでしょうか。
 後半は朗読と音楽で、作家江國香織さんの短編小説『つめたいよるに』(理論社)より
「草之丞の話」「デューク」を聴いていただきました。
「草之丞の話」では、渡邊さんがこのお話のために作曲してくださいました。
いずれの作品にも演奏された音楽が、お話の展開の支えになっていたと思います。

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その他、関連して、江國香織さんのエッセイ「思い出の富士山」
(JR九州発行 旅の情報誌「Please」2017.1月号より)も、ご紹介させていただきました。


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 お客様のアンケートによるご意見や、後ほどいただいたコメントをいつも有り難く思います。
私たちのプログラムを聴いてもらって、お気に入りの曲やお話があってよかったなぁと思ったり、
次はこのような作品を演奏してもらいたい、聴かせてもらいたいのようなご意見は、とても参考になります。

 私は、朗読者として、あらゆる会に通じて思うことは、
ご紹介する作品を、またこの作家の本を読んでみようと思う、
小さなきっかけとなってもらえたら嬉しいのです。

 今回のアンケートでは、今後聴きたい作品についても、
江國香織さんのお名前が書かれていたコメントもあり、それを見て、ああ良かったなぁと思いました。
私の目標のひとつにもなりますから、本当にありがとうございます。

また、来年もよろしくお願いいたします!

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 写真撮影は、ボックリ博士こと、中村義政さんです。博士は、渡邊さんとのご縁から始まって、これまで
風流楽コンサートを長い間見つめてくださっている方です。今回も、どうもありがとうございました。



 年内、私の朗読出演の機会は終りましたが、今年は色々な作品に向き合うことができましたので
色々と振り返ってみることにしたいと、今は思っております。
そして、共演してくださった音楽家の皆さまには、素敵な音楽を言葉と一緒に奏でていただいたことを
心より感謝しております。
 また、いつか、ご一緒できますことを願っています。ありがとうございました。


by nagomi-no-kaze | 2017-12-09 11:48 | Live Report | Trackback | Comments(0)

海を越えての朗読会

 秋は、毎回異なる作品に向き合うことが出来、それらの作品を 様々な場所で 朗読させていただきました。
また、今年は朗読会の新しい試みが出来たことに嬉しく、有難く思っています。
 それについてですが、まず北九州市では「和みの風の朗読会」を再起。
テーマを持って臨めたこと、目標を持ち達成できたことに内心ホッとしました。挑戦して良かったと思いました。
 そして、その11月3日の「秋」の物語を朗読した翌日に福岡を発ち、夫とともに台湾を訪れました。
 私にとっては初めての台湾、その上 嬉しい再会に期待して行った先は台東(Taitong)でした。

 11月5日、この台東にある「福來東Cafe(Flight Cafe)」で、朗読会をさせてもらう経験をしました。

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  きっかけを頂いたのは、かつて、夫が一緒に仕事をしていてその後も友人である福ちゃんのおかげです。
 彼女は現在、台東市で地元出身の女性と二人でカフェを開いています。そのことを知ってから、
 早く会いに行ってみたくて、夫と旅行を計画したのです。それを彼女に伝えたところ、
 福ちゃんは私の活動を知っていたので、「それでは是非お店で朗読会を!」と、提案してくださったのでした。
 (福ちゃんは、2000年の私の初の朗読出演の時に会場で聴いてくださったお一人でした。)

  ご来場のお客様は、そのほとんどが日本語のわかる方でした。地元にお住まいの方や、日本人の在住の方も
 集まってくださいました。更には、独学で日本語を勉強している方も聴きに来てくださいました。
 それから、台北から日本人の方々もいらっしゃいました。飛行機に乗って来てくださり、どうもありがとうございました!


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店主 福ちゃんが、お客様に朗読会開催のことを話してくださって、
そのご挨拶のあと、始まりました。


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  私はここで日本の詩や昔話、童話を紹介しました。丁寧に読むことを心がけて臨み、
 結局は1時間ほどかかってしまいましたが、長時間にも関わらず、皆さん、うなずきながら
 最後までよく聴いてくださいました。皆さんのまなざしは今思いだしても温かく優しく感じられます。


  演目はこちら。

 詩 「こころとこころ」「ありがとうの花」(林 佐知子/詩)
昔話 「わらしべちょうじゃ」(絵本)
 「注文の多い料理店」序 ~ 童話 「注文の多い料理店」(宮沢賢治/作)

  詩 「雨ニモマケズ」(宮沢賢治/詩)
 
  そして最後は、皆さんにも一緒に声に出して読んでもらいたくて実践した「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)。
 一文ずつ、私が言ったあとについてリピートしてもらいました。 
この詩を一緒に読めたこと、これはもう本当に嬉しかったです。


 

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  終演後、言葉の意味を教えて欲しいと質問もありました。
 開始直前に福ちゃんが準備してこの詩を皆さんに配ってくれましたので、
 それをお家でもまた読んでもらえると思うとそれも嬉しいです。

  また、昔話は「むかしむかし ~」と始まるからと、思いだして「浦島太郎」の本を持ってきて、
 冒頭を読んでくれた男性や、それを聞いて「むかし むかし 浦島は~♪」と歌ってくれた女性のお客様。

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 日本語を勉強したときの時代を思いだしたり、今でも話せる日本語の言葉が次々とあふれてくるその様子は、
 本当に素晴らしかったです。皆さま、ご来場をどうもありがとうございました。

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  写真は、店主 福ちゃんが店内から撮影と、台北在住の女性カメラマンのわかこちゃんが撮影してくださり、使わせてもらいました。
  (わかこちゃんは、台北から飛行機で来てくださいました。)
  素敵な瞬間をカメラに納めてくれて、本当に嬉しかったです。 どうもありがとうございました。

  このような素晴らしいチャンスをくださったFlight Cafeさんに心より感謝しています。
  福ちゃん、チェンチェン、どうもありがとうございました。 謝謝!!

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by nagomi-no-kaze | 2017-11-12 20:07 | Live Report | Trackback | Comments(0)

 11月3日(金・祝)は快晴に恵まれました。
 今年は北九州で和みの風の朗読会を開催し、4回目を迎えました。
 年内、北九州ではこれが最後の会となり、目標の4回目を無事終えられたことに
有難いと思いました。
これまで聴いてくださったお客さま、共演者の皆さま、
そして会場の図書室カフェITOHさんに感謝しています。
どうも、ありがとうございました。

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 この朗読会では一年を通して同じ作家の作品を取り上げることをテーマにして、
童話作家 安房直子さんを選びました。
 安房さんは数多くの作品を残し、季節をめぐる物語が多いので、
春夏秋冬 それぞれの季節にまつわる物語を1話、
音楽とともにお届けすることにしたのです。

 秋はそれこそ沢山の作品があるのですが、
『熊の火』をリュートの演奏とともに聴いていただきました。
 3章から成る長編です。この大作に挑戦してみようと決めたのは、
作品の魅力はもちろんですが、これまでに聴いてくださったお客様から
リクエストがあったことも理由のひとつでした。

 リュート奏者の中野博司さんは、初回(2017年2月)に、『ひぐれのお客』で
共演したのを機に今回で二度目。
前回とはタイプの違うストーリーで長さもあることから、
選曲は大変だったと思うのですが、
ルネッサンスリュートと、アーチリュートの二台の楽器を使用されて
見事に場面に合った曲を演奏してくださいました。

とても贅沢です。でも、素晴らしかったです。
今回も音楽の力、奏者の方の演奏の力に助けていただきながら読みました。

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 作品は必ずしもハッピーエンドではありません。
本番では58分という時間でお客様に聴いていただきました。
音楽は、物語の中での演奏を楽しんでいただくことになりました。
終演後の皆さまの表情や、ご感想、アンケートの意見を読み取るに、
言葉と音楽が相まって心地よく聴いていただけたご様子に、
正直、私はホッとしました。

 

 


終演後には会場のカフェで打ち上げを。
カフェの店主 伊藤さんがご近所の新鮮な鮮魚を頼んでくださったり、
お手製の、魚の香草焼きを作ってくださったのです。
美味しくて、気が緩んで、楽しい時間を過ごしてきました。


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私はお酒が飲めないので、ノンアルのスパークリングで。シュワシュワが美味しかった~!


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美味しいお刺身のため、本わさびを準備中!(私の夫です。)

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図書室カフェ店主の 伊藤美子さん。
魚の香草焼きはご自慢の一品。皆に大人気。とてもとても美味しかったです。
ごちそうさまでした!



by nagomi-no-kaze | 2017-11-04 02:08 | Live Report | Trackback | Comments(0)

10月28日(土)は、
joプロジェクト≪キョウユウ≫さん主催の朗読会に出演させていただきました。

テーマは「あなたへの手紙~ラブレター」

昼の部・夜の部の二回公演。この日は午前中から雨となり、
お足元の悪い中をご来場くださいました皆さまには心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。


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今回は朗読者4名による、群読となりました。
出演は、菊地茜さん、野田香苗、広居バンさん、三田朱美さん です。
貴重な資料、写真の映像と、音楽とともに構成された朗読会。
観る・聴くの両方を楽しめてもらえていたら幸いです。

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一部は、『世紀のラブレター』(梯久美子著 新潮社)より
夏目漱石、滝沢治、永 六輔、茨木のり子、沢村貞子(敬称略)らの手紙。
夫から妻へ、妻から夫へという、それぞれに大切な人を思って書き送ったもの。

それから、『植村直己 妻への手紙』(植村直己著 文藝春秋)より
登山家の植村直己さんが、ヒマラヤから、スイスから書き送った妻への手紙の一部をご紹介。

二部は、『代筆屋』(辻 仁成著 海竜社)より
「名前も分からぬ人へ向けた恋文の書き方」
「でも死のうとは思わない」
広居バンさんが代筆屋の役を通しで。
私は菊地茜さんと前者の作品に。後者の作品は三田朱美さんでした。


出典本はどれも興味深く読ませていただき臨みましたが、
実際に手紙を読むことは経験がなかったので、私には難しいものがありました。
しかし、お稽古を重ねるうちに、読みあう呼吸も合うようになりました。
それぞれの役割、また4人のテンションを統一していくこと等、群読での学びは沢山ありました。


公演中の写真を撮っていただきました。

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写真は、jo1プロジェクト≪キョウユウ≫さんより提供。

手紙は書いた人の生きた時代や人生が滲み出るもの。
文字を大事に、言葉を大事に書き綴る。
便箋や封筒や切手を、相手のことを思いながら選ぶこともまた、
おもてなしの心。

受け取った人にとって、大切な人からの手紙は宝物にも勝る。

読み手の私にも、とても心に沁みました。
貴重な機会に感謝をこめて。




by nagomi-no-kaze | 2017-11-04 01:18 | Live Report | Trackback | Comments(0)