ホテルグランドパレスの思い出
2021年 07月 11日 1972年開業以来、49年目を迎えたホテルグランドパレスは、
2021年6月30日をもって閉館となりました。
思い出のある場所が無くなってしまうのは、寂しいものです。
私は、祖父母の家がこのホテルに近いところだったので馴染みがあり、
家族での食事、お祝い事など、幼少の頃は特に思い出深い、憧れのホテルでした。
そして、二十数年前のことになりますが、結婚の折、
山王日枝神社での挙式後、披露宴会場にこのホテルを選びました。
大きな窓から夏の光が注ぐ明るく広い会場で、ご来場の皆様には中華料理を召し上がっていただき好評でした。
その頃、祖父は既に他界しておりましたが、祖母は出席。
ここを選んだことを喜んでくれた祖母の笑顔を今は思い出します。
今年春、ホテルの閉館のニュースに、最初はまさか!と思いましたが、
時代とともに、いつか終わりがくることは、残念ですが受け止めなければなりませんね。
少し、私の思い出を振り返ります。
グランドパレスは滝の流れる涼やかなエントランス、そして、
大きな滝を窓越しに見ながらお食事ができる1階の洋食レストラン「カトレア」は、
私は大好きな場所でした。
私が子どもの頃の古い話になりますが、
レストラン「カトレア」でよく注文したメニューは「海老グラタン」です。
(レストラン改装後はもうメニューには無かったのですが)
まあるい陶器の器に大きな海老がゴロゴロ入って、ホワイトソースが絶品でした。
何と言っても大きな特徴は、マカロニが長いこと。
フォークとナイフでカットしてからいただくのです。
子どもにはアツアツの食べもので、舌にやけど、ふうふう言いながら時間をかけて食べるのですが、
ここでしか食べられない魅力がありました。
祖母が好きだった「ミートソース スパゲッティ」は、ミートソースが綺麗で上品なお味でした。
もう一つ、憧れの一品に「帆立貝柱のピラフ」がありました。
「美食」へのこだわりを持ち、数々の賞を受けられた 初代料理長 故 堤野末継氏の味が受け継がれていたのですね。
閉館の直前に、夫と、洋食レストラン「カトレア」を訪れました。
この日、私は、憧れだった「帆立貝柱のピラフ」をメインに選びました。シャトーソースをかけていただきます。
サラダのドレッシングの味、スープの味、シャトーソースの味 どれも昔と変わらない味。
私の舌が覚えていて良かったと思いましたし、家族との懐かしい光景が蘇ってきました。
そして、ホテルのオリジナルケーキ「オレンジケーキ」もこれが最後。
オレンジピールの上品な香りのあるしっとりとしたパウンドケーキです。
自宅に持ち帰り、楽しみました。 「ありがとう、お疲れ様」奥深い味に思えました。
by nagomi-no-kaze
| 2021-07-11 23:58
| しあわせの和
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