和みの風の朗読会2019秋(in北九州) 無事に終演しました。
2019年 09月 12日
今年は春の開催を引越のため諦めましたが、その分、この秋の会を楽しみにしておりました。
暑い中、ご来場くださいました皆さまに、
また、メールやお電話で応援してくださった皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、どうもありがとうございました。
作家が「童話」に描きたかった思いを、それぞれの作品を通じてお伝えし、受け取ってもらえたらと、
北九州市出身の小説家 林 芙美子氏は、戦時中に疎開した長野県の山中において、
村の子どもたちに「童話」を書こうと決めました。
「鶴の笛」は、その中の一作です。
私にとっては思い入れのある「なめとこ山の熊」を選びました。
共演の渡辺浩行さんは、朗読とのセッションは初めてとのことでした。
お打合せの中で
「既存の曲ではなくて、音楽を考えてみます。」とおっしゃってくださり、
ルネッサンスフルートを二本、(テナーとバス)使うことを提案してくださいました。
物語りに沿うように考えてくださった音楽は自然に、優しい響きのもので、
次第に言葉と合うようになってくると、とても風合いのいい仕上がりになってきたことが
わかりました。
当日は、渡辺さんの演奏との掛け合いも楽しみながら、信頼のもと、楽しく朗読することが出来ました。
お聴きになれる方は、以下のURLを、よろしければお試しください。
「鶴の笛」林 芙美子作
「あふれよわが涙」ダウランド/ファン・エイク作曲(リコーダー独奏)
「なめとこ山の熊」宮沢賢治作
終演後にいただいたアンケートへのコメントには、
「横笛とおはなしがとても合っていた。」「笛の音がもの悲しく、また風のように聞こえた。」
ほか、様々なお言葉で寄せられました。これらのご感想は本当に励みになります。
また、次に聴きたい作品のことも書いてくださるのはとても嬉しくありがたいですね。
これからの会の参考にさせていただきます。
by nagomi-no-kaze | 2019-09-12 16:48 | Live Report | Trackback | Comments(0)