カテゴリ:Live Report( 67 )

和みの風の朗読会 無事に終演しました。

 暑中お見舞い申し上げます。 
夏真っ盛りとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 8月に突入してからのご報告となり、お待たせして申し訳ございません。
7月22日(土)開催の和みの風の朗読会は、無事終えることができました。
写真は会場の図書室カフェITOHさんです。今回もお世話になりました。


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 会の始まる前に撮りましたが、後から思い返してみたら、
この時に、共演者の湯田美津子さんとのショットを撮っておけばよかったのですが、タイミングを逸してしまいました。
湯田さんをご紹介できず残念です!
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 さて、朗読会では安房直子さんの作品から「夏」の物語として、
『奥さまの耳飾り』と『ほたる』の二つの物語を選び、お届けしました。
どちらのお話も、「魔法」にかけられたような不思議な現象を目の当たりに、
その美しい自然の風景と、登場人物の気持ちが揺れる、静と動の織り成すお話でした。
読み手の私にとって表現の難しい作品でしたが、挑むにあたり、いい機会に恵まれたと思っています。
会場で聞いてくださった皆様、そして共演者ピアニストの湯田美津子さん、
本当にどうもありがとうございました。

 言葉以上の大きさ、深さを感じさせてくれる、音楽はいつも頼もしい存在です。
作品の世界観を、言葉からも音楽からも伝わるように届けられたらいいなぁと思っていました。ですから、ピアノによる音楽の表現はとても重要でした。

『奥さまの耳飾り』では、朗読と音楽の構成で考えました。
湯田さんによると、はじめは既存の音楽も頭をよぎったそうですが、思い直して、即興で浮かんだ旋律がヒットしたようです。
練習の時に私も聞かせていただいた後に、その音楽を展開されて作曲へ。
この作品では、登場人物の心情に沿うものであったので、物語の中で人物の気持ちの変化を音からも感じられるように、音階によってその旋律はどのように聞こえるのか?を考えたり・・・。そのようなお試しを鑑賞しながらの練習も楽しかったです。 

『ほたる』では、ほたるが飛んでいき、それを追いかける少年のラストシーンが美しく、お話が終わって、その幻影を音楽で表現していただきました。
ほたるたちが舞い上がって、にじんだ光が夜空では星のようなきらめきとなり・・・。

これを受けて、最後は、ピアノのソロで「星に願いを」。
そしてアンコールには、ショパンの「ノクターン」。湯田さんのご提案により、歌をアレンジされた形での演奏で。歌は、湯田さんのご友人で来場されたボーカリストの女性「りょうこさん」が担ってくださいました。ありがとうございました。

 北九州でのこの会は3回目。毎回、有難いことに、気づきがあります。
安房さんの作品を知るきっかけになること、朗読に興味を持ってくださること、などを直接ご感想をいただいたり、コメントを寄せてくださったのは嬉しいことでした。
また、もっとこうした方が良いなどのアドバイスをいただいたことも貴重でありがたく思いました。
自分でも思うようにいかなかった点と重なりましたので、改善していきたいですね。
次回は、11月3日(祝・金)安房直子さんの「秋」の作品をお届けします。
どうぞお楽しみに!!

東京と北九州それぞれにおいて、秋は色々な作品に挑戦させていただきます。 頑張ります!

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by nagomi-no-kaze | 2017-08-03 11:33 | Live Report | Trackback | Comments(0)

風流楽(ふる~ら)春のコンサートは、無事終演いたしました。

 風流楽(ふる~ら)春のコンサートは、沢山の方々のご協力のもと、5月20日(土)に終演しました。
ご来場の皆さま、そして、応援をしてくださった皆さま、共演者・関係者の皆さま
本当にどうもありがとうございました。

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松本記念音楽迎賓館にて(ボックリ博士 撮影)
野田 香苗(朗読)
渡邊 温子(チェンバロ)
生方 真里(ヴァイオリン)



 冬の会同様に、ヴァイオリニスト生方真里さんがゲストでご出演。
生方さんが直前に良いアイデアを思いついてくださいました。

 今回のプログラムには、前半 最初の曲に「ニオイスミレ」(田中カレン作曲)をチェンバロ・ソロの演奏、
またこの曲を後半の朗読と音楽においても演奏の予定でした。この「ニオイスミレ」に着目した生方さんが、
アロマオイルにとても詳しいご友人に、その香りを聞いてくださったのです。
そして、本当にあるのですね! 生方さんのご友人様がそれを見つけてくださり、即手配。
とっても貴重な香りなのだそうですが、ありがたいことに当日、会場に持参してくださいました。
なんとまぁ~、「ニオイスミレ」の香りとともに演目を楽しんでもらうことができたのでした。



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 さて私は、明治、大正、昭和にかけて活躍した作家、小川未明の童話から、『野ばら』と『月夜と眼鏡』を読ませていただきました。
後者の『月夜と眼鏡』は、チェンバリスト渡邊温子さんの音楽構成により実現したのです。
チェンバロとヴァイオリンが自然の美を奏でられ、ゆったりと流れるようなその音楽は作品にぴたりとはまりました。

 小川未明という作家は、生きていた時代、生活は苦しくとも平和を求める心を決してあきらめなかったと思います。
そして、いつ、どんな時にも人間らしく生きることを忘れてはならない、その信念を作品の中にも表現したのです。
未明童話には、未来を生きる子どもたちへ伝えたかったことが、その作風から感じられる気がしました。
選びました二作品においても、言葉はとてもシンプルですが、力強い。そのお話の力を信じて読んでみたいと私は思い、臨みました。


 このコンサートプログラムでは、バロック音楽の演奏もとても素敵で印象に残りました。
全体を通してみると、音楽と童話作品が呼応するようにつながったと感じられました。


 写真撮影はボックリ博士こと、中村義政さん。 いつも公演を見守っていただきありがとうございます。
会場の庭園の緑が映えてとても美しく、撮影された写真をいくつかご紹介しましょう。

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また、会場にほど近いパンのお店「ぺトラン」さんにもチラシを置いていただいたり、
こちらのサイトにも宣伝をしていただきお世話になりました。
ご協力をどうもありがとうございました。

<二子玉川生活>
https://www.facebook.com/futakolife

<二子玉川まち情報プロジェクトfutakoloco(フタコロコ)>
https://futakoloco.com/
https://www.facebook.com/futakoloco/


 風流楽コンサート よろしければ また 聞いてくださいませ。 



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by nagomi-no-kaze | 2017-05-31 19:31 | Live Report | Trackback | Comments(0)

和みの風の春の朗読会 無事終演しました。

晴天が続き、お出かけ日和の週末となりました。
4月22日(土)は、図書室カフェITOHさんに於いて開催の
 和みの風の朗読会 
~アイリッシュハープと聞く安房直子作品「春」の物語~ は、
おかげさまで、無事に終演いたしました。

 私の朗読を初めて聞いてくださる方、前回に続いて聞いて下さった方、外国人のお客様も一名、
いらっしゃいました。会場にご用意された席は、ほぼいっぱいになりました。
ご来場くださいました皆さま、最後まで聞いてくださいまして本当にどうもありがとうございました。

 この朗読会では、一年を通じて、同じ作家の作品を見つめて向き合いたい想いから、
童話作家 安房直子さんの作品を、季節にちなんで選び、お届けしています。
 春の作品では『遠い野ばらの村』を、アイリッシュハープの音楽とともに聞いていただきました。
主人公のおばあさんの気持ちを丁寧に追っていきたいという思いで臨みました。

 終演後のお声かけ、またアンケートへのご感想からは、朗読とアイリッシュハープの間合いも良く、
お話の内容にもとても合っていたとのご意見をいただきました。聞き手の皆さまには、この作品から
何か、受け取っていただけたのでしたら嬉しく思います。


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(公演中の写真は、店主 伊藤美子さんの撮影)


 奏者の緒方博子さんとは初共演。
今回、私の希望の曲と奏法をお伝えして、工夫も凝らしていただきました。
練習中お話の流れを聞きながら思い浮かぶ音楽もあったそうで、
「朗読と合わせることが初めてだけど、このような経験は新鮮です。」と。
ですから、その箇所はお任せしました。良かったと思います。物語に出てくる、野ばらのせっけんの香り、しゃぼん玉の飛び交うシーンにも、アイリッシュハープは、いい効果を生みだしてくれました。

 当日も、「言葉から受けて弾く音を楽しめました。」とのお言葉をいただいて、
これは、私には大切なことで、とっても嬉しかったです。どうもありがとうございます。



 さて、会場の図書室カフェITOHさんのお食事は美味しいのですよ。
当日はリハや準備の時間がちょうどお昼にかかるので、私たちも早めに軽食をいただきます。
 この日は、野菜たっぷりのスープとドイツパン(胡桃とレーズン)を注文しました。

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 たまたま、ご友人が育てたムラサキダイコンが入って!とお話を聞き、
店主の伊藤さんがそれを見せてくれました。うわ、想像以上に大きい!!

 輪切りを写させてもらったのですが、ほんのりと紫色がありますね。

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アントシアニンの色素があるためでしょう、水にさらすとこの紫色が出るそうです。
サラダに添えてくださって、私は初めて、美味しくいただきました。
くせがないから食べやすく、一緒に添えられたカイワレダイコンのほうがむしろ刺激的でした。

 伊藤さんの笑顔とお料理が後押ししてくれて、今回も頑張れました。ありがとうございます。









次回は、安房直子さんの「夏」の物語を検討しております。
詳細が決まりましたら、情報を投稿させていただきます。どうぞお楽しみに。






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by nagomi-no-kaze | 2017-04-24 11:58 | Live Report | Trackback | Comments(0)

和みの風の朗読会(2月25日)のご報告

 春の足音が近づいてきましたね。まわりがどんどん春めいていきます。
さて、ご報告が遅れてしまいましたが、
2月25日(土)に開催しました、
和みの風の朗読会
~リュートと聞く安房直子作品「冬」の物語~ 
          『ひぐれのお客』  を、無事に終演しました。
(写真は、ご来場のお客様 中嶋かつ子さん提供です。)


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 私にとって、北九州では初めての朗読と音楽の会でしたので、
正直なところ、どのくらいお客様が集まってくださるのかしら?と思っていましたら、
当日は会場いっぱいにご着席くださっていて、びっくり!
その日に訪ねてこられたお客様もいらっしゃって、とっても嬉しかったですね。

 会場の図書室カフェITOHの店主、伊藤さんのご紹介でご縁をいただきまして、
市内在住のリュート奏者、中野博司さんをお迎えすることができました。
中野さんの古楽演奏グループの皆さんもお友達とともに来てくださったのですよ。


 ご来場くださいました皆様には心より感謝いたします。
また、応援してくださった皆様からのお気持ちも嬉しく思います。
本当にどうもありがとうございました。


 今回選びました安房直子さんの作品『ひぐれのお客』は、わたしが好きなお話のひとつです。

洋裁店の店主と、初めて訪れたねこのお客のやり取りでお話が進んでいきます。 
ねこは真冬の厳しい寒さに備えてあつらえたマントに裏地を
つけたくて、その生地を求めているのです。そして、その生地は100パーセント絹で、
色にも希望があり、赤い裏地をつけたいと。店主はその裏地の色選びに悩まされます。

「赤は赤でも、ぼくは、ストーブの火の色がほしいんです。」

 ねこの欲しい色は見つかるのでしょうか?

 色の性質を想像することは難しいかもしれませんが、
目と耳で、自分の感性を向き合わせてみると、これまで見えなかったものが見えてくるのです。
不思議なものですね。

 色から連想するイメージを、リュートの音色で音楽と一緒にお伝えしていきたくて
今回は言葉と重ねて演奏してもらうことにしました。
イギリス、フランス、イタリア、スペイン、と、様々な国の音楽を
中野さんが選曲してくださったことはありがたく、
それぞれのシーンに雰囲気がかもしだされて、いい風合いが出たように思っています。

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 おまけで、
ヘルマンハープとの二重奏も、二曲、『庭の千草』『ふるさと』を聞いていただきました。
提案をいただいたときは驚いて、ご一緒するなんてとんでもないと恐縮しましたが、
ヘルマンハープと私の都合に合わせてくださって、本当に有難く思いました。
リュートの伴奏で、なんて、滅多にないチャンスですものね。貴重な機会をいただきました。

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 ヘルマンハープは、ドイツのヘルマン・フェー氏が、愛する家族のなかでお一人、
生まれつき重度のダウン症の息子さんのために、彼が弾ける楽器を考案したのです。

 今回、会場には、(公財)北九州市身体障害者福祉協会主催の「かがやき作品展」として、
月森聡美さんの絵画展示がありました。月森さんにはダウン症の障害があります。

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 これも、何かのご縁なのでしょうか。
ほんの少しの時間でしたが、ヘルマンハープもご紹介できることとなって、嬉しく思いました。
サインペンで綺麗に彩りされた月森さんの絵画には、大好きな日本舞踊の先生のこと、ひな祭り、
お花が描かれていました。明るく華やいだ店内での朗読会となりました。


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by nagomi-no-kaze | 2017-03-13 19:16 | Live Report | Trackback | Comments(0)

風流楽 Winter Concert 2017 終演しました。

1月22日(日)東京都立川市にて、風流楽(ふる~ら)の公演を無事終演しました。
前半は、バロック音楽を、チェンバロ・ソロ、ヴァイオリンとチェンバロの演奏で。
後半は、朗読と音楽による『最後の一枚の葉』を。お送りいたしました。

ご来場のお客様、メールやお電話、お手紙から応援してくださいました皆様、
お心遣いをいただきました皆様、どうもありがとうございました。

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             アートルーム新紀元(東京都立川市)にて




風流楽は、朗読と音楽のユニットで活動して10周年を迎えました。
これまで年に2回の公演と出張演奏での出演を含め、この会で40回目となりました。

朗読作品には、詩、童話作品、文学作品などを取り上げてきまして、
チェンバリストの渡邊温子さんが選曲・構成をしてくださいます。
2013年に共演のヴァイオリニスト生方真里さんが再びご出演くださり、
O・ヘンリー作品『最後の一枚の葉』(結城浩訳)を、もう一度お届けすることができました。

二回とも聞きましたというお客様も数名いらして、それも嬉しいことですが、
お帰りの際に感想を寄せられて、新鮮に感じられたご様子で、更に嬉しく思いました。


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『最後の一枚の葉』はご存知の方も多いと思いますが、ほんの少しご紹介しましょう。
肺炎にかかって、生きる希望を失った若い女性画家、ジョンジー。
窓辺から見える、老木のツタの木から散る葉をみて、最後の一枚の葉が散るとき、
自分も死ぬのだと信じているのです。
そのようなジョンジーに心を悩まし、なんとか励ましたいと思う友人たち、
スーとベーアマン老人が、それぞれに自分のできることをジョンジーのためにします。
嵐の晩にも散らずに枝にとどまった最後の一枚の葉は、ジョンジーの心に勇気と希望を
もたらします。
その葉はどうして散らなかったのでしょうか?
いつか傑作を描くのだと言いながら、なかなか絵筆を動かすことのできないでいた
ベーアマン老人でしたが、それは、嵐のなかを、彼が命をかけて描いた作品で、
これが彼の「傑作」となったのでした。


わたしには、2つのお話があるように思えまして、
それらは交差しながらも、ひとつに繋がったときの感動は大きい。
O・ヘンリーは、意外な結末が待っているという物語の展開が素晴らしいものです。
そこが魅力でもあります。

いただいたご感想の中には、同じ作家の他の作品も聞きたいとのご意見や、
日本の古典文学のご希望も書かれていましたので、有難く思いました。
今後の参考にさせていただき、また精進してまいりたいと思っています。

どうもありがとうございました。

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         写真撮影 ボックリ博士   いつも、ありがとうございます! 
                      

     次回の公演は、2017年5月20日(土)松本記念音楽迎賓館にて予定しています。
     よろしくお願いいたします。
     詳細は、改めて、ご案内させてください。



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by nagomi-no-kaze | 2017-01-25 23:36 | Live Report | Trackback | Comments(0)

和みの風のちいさな朗読会 ~色と言葉が出会うとき~ を、終演しました。

2016年12月11日(日) この日は朝からの陽ざしで、ほんのりと温かな一日でした。
わたしにとって、初めての場所で行う朗読会でしたが、
お知り合いの方々、初めてお会いする方々がお越しくださり、お会いできて、
こんなに嬉しいことはありません。
日曜日の昼下がり、何かとお忙しいこの時期にもかかわらず
ご来場くださいました皆様に、心より御礼を申し上げます。

公演中の写真が手元にありませんが、ご報告します。


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会場の図書室カフェITOHさんでは、
「かがやき作品展」で元木宏文さんの作品が店内に飾られていました。
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TOSHOCAFE LIVE のひとつのイヴェントを!と、店主の伊藤さんのお声かけのお陰で、
わたしも初めての朗読会を催すことができました。
 また、2006年に自分の公演活動に名前をつけて、今年で10年目を迎えました。
東京を中心に活動してきましたので、不思議な気持ちですが、
この節目の年を北九州で迎えることも、何かご縁があったのだろうと思います。
そんな訳で、「はじめまして」の気持ちから、
おはなしを語り、楽器との共演が多いわたしにとって、それをを機に習い始めたヘルマンハープを紹介し、そして、朗読する。この3つの柱を通して、これまで私が行ってきたことをご披露できたらと考えました。 
 大好きな作品を届けたい!しかし実際には、思っていた通りに事が運ばず、
その結果お聞き苦しいことが多々ありまして、殊にヘルマンハープはその楽しさをお伝えすることができませんでした。誠に申し訳ございません。 

 今回は、作り手の表現することの想いや大切さを中心に、
それがどこからやって来るのか、どうやって伝えたらよいのか、そのようなことを意図して作品を選んでみました。 
聞き終えたあるお客様から実直な感想をいただけて、まど・みちおさんの詩が苦手なのだそうですが、まどさんの言葉や思いを聞いて知ったこと、意外だったことのお話を聞けたことはうれしかったですね。
そして、色と言葉が出会うこの空間で、皆さまが感じられることが、
日々の生活の中で何かヒントに繋がることになったら、うれしく思います。


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☆彡 プログラム ☆彡

『ふしぎなオルガン』
リヒャルト・レアンダー/作 国松孝二/訳


ヘルマンハープで聞く讃美歌
天にはさかえ
牧人ひつじを
いざ歌え、いざ祝え


『詩人まど・みちお100歳の言葉
どんな小さなものでも みつめていると 宇宙につながっている』(新潮社)より
 みなもと 
 ふしぎ 
 書く

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by nagomi-no-kaze | 2016-12-15 12:15 | Live Report | Trackback | Comments(0)

11月の初共演

二週間ほど前になりますが、八幡西区木屋瀬(こやのせ)での、
「本の薫り 頁をめくる音」2回目の会のことをお話します。

2016.11.18(金)19時開演

北九州市内外で、朗読をされる古賀恭子さんの主催するこの会に、お声をかけていただきました。
この場にご一緒できたことは、本当にありがたいことでした。
この日はかなりの雨だったのですが、外の雨も何とやら、
会場となった古民家の雑貨店「恋もみじ」さんでは、室内が温かい雰囲気に包まれて、
天井の高さもあって響きが心地よいものでした。
古賀恭子さんの朗読にお客様は耳を傾けて聞き入っておられました。私もひきこまれました。

音楽は、アルパカのつくばさとしさんが、ギターとインディアンフルートを。ピアノは菊池一恵さん。
お二人とも、古賀さんとは共演されています。この日も素敵な音楽を届けてくださいました。

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わたしがお届けした作品はこちら!


今回は八幡西区、そして木屋瀬付近に伝わるお話を探し、「饅頭石と大根川」をお届けしました。
これは、二つのお話から成り、真名子(まなご)という地域に伝わっている「饅頭石」のお話と、
香月(かつき)の里に伝わる「大根川」の名前の由来になったお話です。
どちらのお話にも登場する旅のお坊さんは、身なりのみすぼらしい様子だったのですが、
「人を見かけで判断してはならぬ」 という教訓が根底にあります。

一口饅頭を売っていたお婆さんが、ある日、そこを通りかかった旅のお坊さんが饅頭を欲しいと言ったのを、
「これは食われん饅頭じゃ」と言って、饅頭を放り投げてしまいます。お坊さんは何も言わずに立ち去った後、
売り物用も、放り投げたものも、皆、石になっていたという話。
実際に、饅頭に似た石が、出土するらしく、真名子の公民館に展示されていると聞きました。

大根川 は、はじめ(おおねがわ)と読むと思ったら、(だいこんがわ)でした。
この川は「黒川」から、そのような名前になったわけですが、
けちで有名なお婆さんが、川で大根を洗っていたところ、
そこを訪ねてきた旅のお坊さんから「大根を一本分けてほしい」と頼まれると、
けんもほろろにどなり断ったことから、その直後に、川の水が枯れてしまったという話です。
「だいこんがわ」で検索しますと、このお話がもれなくついてくるわけで、印象深い出来事ですね。

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次に、9月にもLIVE出演したときにご紹介した、
JR九州の小冊子 「Please」掲載された「バターパンのこと」という江國香織さんのエッセイ。
江國さんはバターをこよなく愛し、バターと名の付くものに目がないそうです。
友人から聞いたこの「バターパン」とは何ぞや? そして、小倉までわざわざやって来て食べたそのパンのことを書いてくださったものでした。
わたしも関東から来て、初めて知った「バターパン」。
これは、「シロヤ」というパン屋さんで売っています。写真は、小倉駅前のお店です。

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甘さ控えめなバタークリームがパンにつつまれています。
1個70円でした。が、⇒最近値上がりして90円ですね。
ほかにも、サニーパン(練乳入り)、サンドイッチも買ってしまった。

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もちろん食パンもありますよ。  
人気のオムレット(1個40円)は一口サイズの小さなおやつ。なつかしのお味。
お土産に沢山買っていく人をよく見かけます。


話は戻って、江國さんの文章は、読んでいて本当に面白いです。
わたしは小説も好きですが、エッセイも、文章のセンスがいい! 
この記事は毎月の楽しみにしています。



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by nagomi-no-kaze | 2016-11-30 22:44 | Live Report | Trackback | Comments(0)

初めての ライブハウスでの朗読出演

 夏五輪、パラリンピックも終わりました。多くの感動に感謝ですね。
その後、秋へ確実に進んでいるのですが、スッキリしないお天気が多いこの頃です。

さて、北九州では、ミュージックプロムナードというイベント開催中で、市内各地域で音楽LIVEが繰り広げられています。


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 突然のお誘いでご縁をいただき、わたしは八幡東区にある「ギオン夢舞台」に出ることになりました。

これまでにバンド演奏を聞きに伺ったことがありました。そう、ここはライブハウスなのです。

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 わたしは歌うわけではありませんよ。「朗読」をここでやってみない?というお誘いでした。
聞いたこともない私の朗読に時間をくださるなんて、しかもジャンルの違うことに。
何という勇気!と思いましたが、舞台にとっても、私にとっても初の試み。

ときに、こういう感覚が、ここは外国みたいと感じられて、北九州が面白いわけなのですが、
要するに、その場を楽しむことには変わりありません。
9月24日(土)は、『女子力Night!』女性ボーカル特集で、「女性」がキーワード。
ならば、何かできるかも!と思い立ち、早めに返事をしました。

しかしお引き受けしたものの、1週間で仕上げないといけません。
時間は15分。さて、何しよう・・・?



「朗読」って本を読むことでしょう?と、
スタイルのイメージは浮かんでも、体験した人は少ないかもしれないと思いました。
お客様との共通点は何だろうと考えました。紹介する作品は、何より、面白いものがいいでしょう?
でも、「面白い」というのは、読み手の私も面白いと思わなくては紹介できませんから、
何でもよいわけではありません。 ⇒でもこれは、いつでも同じこと。

 色々探して調べてみて、見つかったのはラッキーなことに、
初めて出会った作品全てが地元に関係する、「女性」に関する内容で、

小話を一話、詩人と詩の紹介、エッセイと、ジャンルも違えてそろえることができました。
そのなかで、北九州出身の女性詩人の作品との良き出会いがありました。 この話はまた改めて☆



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by nagomi-no-kaze | 2016-09-26 16:27 | Live Report | Trackback | Comments(0)

5月終演 三鷹市山本有三記念館「春の朗読コンサート」

 時が経つのは早いもので、報告のタイミングが遅れてしまいました。
ちょうどひと月前の公演を振り返ります。

 5月13日・14日は、三鷹市山本有三記念館での「春の朗読コンサート」。
第8回目を迎え、両日ともに天候良好とご来場のお客様に恵まれて無事終演しました。
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このコンサートは応募による受付で、その後、毎年抽選となってしまいますが、
外れてしまった方には誠に申し訳ございませんでした。


 さて、わたしは、言葉と音楽を一緒に聞いていただきたいという思いから、
音楽家の方とご一緒して作品を朗読しています。
年に一度、この山本有三記念館で、有三作品を読ませていただいています。
また、このコンサートでは音楽家をお一人お招きしています。
これまでに、横笛、チェンバロ、ヘルマンハープ、チェロ、クラリネット、
マリンバ、笙と和洋様々。
 今回は、ヴァイオリニストの中村千鶴さんがご出演くださいました。
このコンサートでは、朗読そして独奏、さらに朗読と音楽による作品をご紹介しています。
(※ 公演中の画像は、記念館の学芸員さんたちが撮影くださいました。)
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山本有三氏は、大正・昭和の時代に活躍した小説家・劇作家です。
わたしは朗読する作品を、館内の企画展に準じてその背景の近いものから、またテーマを考えてから選びます。
そして、作品や背景を知るためにも学芸員さんのご意見はとても貴重で、必ずご相談します。
今では手に入らない本のこと、昔の資料のお話なども、学芸員さんから教えていただき、
作品と繋がれば関連する情報をお伝えしたいと思っています。
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 今回のテーマは「道」と考えました。
 有三氏が作家としての道を自ら選び、歩み始めてきた道。
そのたどってきた道を振り返ることが綴られた随想を読みますと、
そこには、自分の脚で歩調を変えることなく、志高く、ただひたすらに真直ぐに進むという決意を
感じました。
 わたしは随想を選ぶことが多いのは、そもそも作品の全文をご紹介したいこと。
また、作家 山本有三氏のお人柄がうかがえて、その一面や、書き手の思いをご紹介したいと思うからです。
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 奏者の方には、演奏と、楽器についてのお話をお願いしています。
中村さんは、ヴァイオリンの歴史と奏法を上手にご紹介してくださり、
丁寧に、一つ一つ奏でられる綺麗な音色。その演奏に聞き手は魅了されました。
お客さまの集中力がぐっと高まったのもよくわかりました。

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 そして、プログラムには必ず、朗読と音楽による有三作品をお届けしています。
今年は、随想「銀河のはじめに」を全文朗読しました。

 新潮社による子ども向けの雑誌の編纂に携わった山本有三。
戦後、本の乏しかった時代に、この雑誌は子どもたちが
本と出会うきっかけとなったことでしょう。
その雑誌の名前を「銀河」としたのには大きな理由がありました。
これを子どもたちに分かりやすく、興味を持ってもらえるように考えて考えて、
きちんと表現されています。
 中村さんに、場面ごとのイメージから選曲、その楽曲の一部を演奏で加わってもらいました。
星空や宇宙空間の話題が登場する作品で、それにこだわると選曲が難しくなるのですが、
お話の流れの根源にある、光、速度、雄大さ、温かさのようなものを感じとって
考えてくださったと思います。

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 「この雑誌の名前を「銀河」としたのは、このことば、このもじが美しいからではありません。
まづ何よりも、皆さんの気持ちを、大きく、ゆったりとしたものにしたいと思ったので、
この名まえを選んだのです。」(「銀河のはじめに」山本有三/著 より)





 後日、お客様からのご感想を読ませていただきました。
作品を聞いて、色々な言葉で思いを綴ってくださったなぁと嬉しくなりました。
それぞれ、演目を楽しんでもらえたこと、
「銀河のはじめに」を音楽といっしょに聞けて楽しめたこと、
有三氏の一面を知れたこと等が伺えました。 お届けしてよかったと思いました。

約1時間のプログラムで時間に限りがありますが、
これを機に、山本有三氏とその作品を知っていただくきっかけとなれば、嬉しいですね。



三鷹市山本有三記念館
http://mitaka.jpn.org/yuzo/
1996年(平成8年)に記念館として開館、今年で20周年となります。
現在の企画展は、「有三文庫の思い出 ~子どもたちに本を~ 」
2016年9月4日(日)まで開催中です。
                               2016.6.14


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by nagomi-no-kaze | 2016-06-14 16:13 | Live Report | Trackback(1) | Comments(0)

高井戸図書館 初夏の朗読コンサート 終演しました。

5月28日(土)杉並区立高井戸図書館 2階ホールに於いて
 今年で4回目となる「初夏の朗読コンサート」をお届けしました。(写真 高井戸図書館館長)
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 この会では、午後のひとときを、
 ドイツ生まれのヘルマンハープの楽器演奏と
 「言葉への旅」と題して、毎回、作家と本の紹介とともに、音楽を交えながら作品を朗読しています。

 奏者で、アンサンブルりんのねの林 智子さん、沼 志賀子さんがいつもご一緒してくださいます。

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 これまでは、宮沢賢治、安房直子、浜田廣介らの童話作品を紹介してきました。
 今回初めての散文詩を取り上げ、「希望の木」(新井満/著 大和出版)を読みました。

 「希望の木」は、岩手県陸前高田市の奇跡の一本松のことです。
 新井満さんが、NHKラジオ深夜便の番組においてご紹介した散文詩で、
 この本は東日本大震災が起きた2011年11月に、大和出版から出版された詩集です。
 写真は、海沼武史さんです。
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今年で、東日本大震災から五年の歳月が経ちましたが、
四月には熊本県・大分県を中心とした地域で大地震が起きました。
それぞれの被災地では、今を懸命に生きる人たちがいます。
著者の新井満さんは、昭和39年の新潟地震の被災者のお一人でした。
自然災害を目の当たりにして体験した人でなければ分からないこと、思ったことがありますよね。
経験していない私などは想像することしかできません。
しかし、その気持ちを少しでも理解したいと思っています。
年に一度のこの会で、この本を選んだ理由も、そのような想いからでした。


うなずきながら聞いて下さった方もいました。静かに涙を流されている方もいました。
終演後に話しかけてくださった方は、一年半前に大切な娘さんを亡くされたそうで、
「この作品がとても胸に沁みた。今日は来て良かった。」と、感想を告げてくださいました。


「希望の木」の本を読んで、作曲をしてくださった林 晶彦さん。
そしてその曲を演奏してくださった奥様の林 智子さん。
この一本松に関する情報を寄せてくださった沼 志賀子さん。
出版社に問い合わせをしてお借りした画像を会場内に投影してくださった図書館館長さん。
会場に足を運んで下さったお客様。
皆様のお陰で、今回の作品を届けることができました。心より感謝を申し上げます。


終演後は、ヘルマンハープを体験したいと多くの方が関心を寄せられました。
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*プログラム*
<ヘルマンハープ演奏>
・五月の歌 W.A.モーツァルト 作曲
・映画 「サウンド・オブ・ミュージック」より
  前奏曲 サウンド・オブ・ミュージック
  ひとりぼっちの羊飼い
  エーデルワイス
  すべての山に登れ

<朗読と音楽>
「希望の木」 
  詩集「希望の木」(大和出版)新井満/著 海沼武史/ 撮影
  挿入曲 「希望の木」に寄せて 林 晶彦作曲


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by nagomi-no-kaze | 2016-05-30 09:44 | Live Report | Trackback | Comments(0)

和みの風だより


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