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和みの風の朗読会 無事に終演しました。

 暑中お見舞い申し上げます。 
夏真っ盛りとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 8月に突入してからのご報告となり、お待たせして申し訳ございません。
7月22日(土)開催の和みの風の朗読会は、無事終えることができました。
写真は会場の図書室カフェITOHさんです。今回もお世話になりました。


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 会の始まる前に撮りましたが、後から思い返してみたら、
この時に、共演者の湯田美津子さんとのショットを撮っておけばよかったのですが、タイミングを逸してしまいました。
湯田さんをご紹介できず残念です!
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 さて、朗読会では安房直子さんの作品から「夏」の物語として、
『奥さまの耳飾り』と『ほたる』の二つの物語を選び、お届けしました。
どちらのお話も、「魔法」にかけられたような不思議な現象を目の当たりに、
その美しい自然の風景と、登場人物の気持ちが揺れる、静と動の織り成すお話でした。
読み手の私にとって表現の難しい作品でしたが、挑むにあたり、いい機会に恵まれたと思っています。
会場で聞いてくださった皆様、そして共演者ピアニストの湯田美津子さん、
本当にどうもありがとうございました。

 言葉以上の大きさ、深さを感じさせてくれる、音楽はいつも頼もしい存在です。
作品の世界観を、言葉からも音楽からも伝わるように届けられたらいいなぁと思っていました。ですから、ピアノによる音楽の表現はとても重要でした。

『奥さまの耳飾り』では、朗読と音楽の構成で考えました。
湯田さんによると、はじめは既存の音楽も頭をよぎったそうですが、思い直して、即興で浮かんだ旋律がヒットしたようです。
練習の時に私も聞かせていただいた後に、その音楽を展開されて作曲へ。
この作品では、登場人物の心情に沿うものであったので、物語の中で人物の気持ちの変化を音からも感じられるように、音階によってその旋律はどのように聞こえるのか?を考えたり・・・。そのようなお試しを鑑賞しながらの練習も楽しかったです。 

『ほたる』では、ほたるが飛んでいき、それを追いかける少年のラストシーンが美しく、お話が終わって、その幻影を音楽で表現していただきました。
ほたるたちが舞い上がって、にじんだ光が夜空では星のようなきらめきとなり・・・。

これを受けて、最後は、ピアノのソロで「星に願いを」。
そしてアンコールには、ショパンの「ノクターン」。湯田さんのご提案により、歌をアレンジされた形での演奏で。歌は、湯田さんのご友人で来場されたボーカリストの女性「りょうこさん」が担ってくださいました。ありがとうございました。

 北九州でのこの会は3回目。毎回、有難いことに、気づきがあります。
安房さんの作品を知るきっかけになること、朗読に興味を持ってくださること、などを直接ご感想をいただいたり、コメントを寄せてくださったのは嬉しいことでした。
また、もっとこうした方が良いなどのアドバイスをいただいたことも貴重でありがたく思いました。
自分でも思うようにいかなかった点と重なりましたので、改善していきたいですね。
次回は、11月3日(祝・金)安房直子さんの「秋」の作品をお届けします。
どうぞお楽しみに!!

東京と北九州それぞれにおいて、秋は色々な作品に挑戦させていただきます。 頑張ります!

by nagomi-no-kaze | 2017-08-03 11:33 | Live Report | Trackback | Comments(0)  

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