生きる希望に出会う 芦北町立 星野富弘美術館(熊本県)


  年の瀬を迎えました。日ごとに気ぜわしくなりますね。
 わたしもおんなじです。でも、振り返ると、
 この一年、色々な場所へ出かけることが出来ました。
  先週訪れたのは、熊本県葦北群芦北町にある、星野富弘美術館。
 群馬県のみどり市立富弘美術館の姉妹館として、十年前に(2006年5月)、開館しました。

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 きっといつか行ける日が来ると、数年前から思っていて、
 ようやく、それが叶いました。本当に嬉しかったです。

  星野富弘さんは、多くの詩画集を出されていてご存知の方も多いと思います。
 ファンも多いですよね。

 
  しかしながら、こうなった背景には、星野さんの身に起こった突然の事故があります。
 体を動かす仕事に就きたいと中学校の教師になり、ある日、体操のクラブ活動の指導中に、
 頸髄(けいずい)を損傷。これにより、手足の自由を失ってしまったのです。
 長い期間の入院中に、星野さんが口に筆をくわえて文や絵を書き始めたことが、
 のちに数多くの様々な作品を生みだすこととなります。
  星野さんが植物を描いたのは、お見舞いにいただいたお花を描いてみようと思われたから
 ですが、誰に教わることもなく、その通りに描いてみようと挑戦してみたそうです。
 使う絵の具の色は、お母様が色を混ぜてそれを見せるのですが、
 星野さんの希望通りにいかないこともあり、イライラを募らせることも。

 しかし、あんなに素晴らしい絵を描かれるのですから、しかも普通に描くのではない、
 口に筆をくわえて描くのですから、どのようにして星野さんは描くこと書くことができるの
 だろう? 美術館で観た映像でそれを見たのですが、物凄いことなのです。
 そして、そのデッサン力と色彩の感性は、見る人を魅了させる力を持っています。
 生きる喜び、そこにあることを印象づける。 なかなかできることではありませんね。

  星野さんの作品に触れて、一言では表せませんが、色々な想いがあふれてきました。

 
  芦北町に星野富弘さんの美術館を!と、地元の人びとの想いが叶い、開館して十年。
  星野さんにとって、お母様の存在がとても大きかったことを語られていて、それを
  美術館内の映像で見させてもらいました。
  お母様への大きな感謝は、この詩にも詠まれています。
  (入館すると、すぐ正面に、星野富弘さんのこの詩画が迎えてくれます。撮影ができました。)


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  今年も、読んでくださった皆様に、心より感謝いたします。
 「いつも読んでいますよ。」と、声をいただくことがあって、本当にうれしいです。
 
 新しい年が、希望あふれる佳い年でありますように、心よりお祈りいたします。
2016.12.28
 


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by nagomi-no-kaze | 2016-12-28 22:41 | あなたも行ってみませんか? | Trackback | Comments(0)

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