多摩市 せきど観音 観音寺にて
2011年 05月 31日
「施餓鬼会」という法会が行われました。
お坊さまのお話によりますと、
亡くなられた方が、さまざまな理由によりご供養されることが難しい場合に
あの世では「餓鬼」になってしまうと、
日本では遠い昔から考えられていたそうです。
ご先祖様のご供養が大切なように、お祈りすることは大切なことだと
考えさせられる、いいお話でありました。
特に今年は、
大きな震災がありましたから、亡くなられた方々への法要が
十分にできないとなると、・・・、そのようなことをふと思うのでした。
11名のお坊様がいらして、お経を唱えられたりご詠歌を歌われたり
そのお声が本堂にとてもよく響いて、清められた気がいたしました。
さて、この会にお招きいただき、法会のはじまりに
読んでほしいとご住職様からお受けした「仏説 父母恩重経」の物語。
お釈迦様が弟子たちに説かれる有名な説法の一つだそうです。
まさに字のごとく、父と母への恩に報いる大切さを説かれたお話です。
人は、父と母から実に多くの恩をいただいて生きているのだということを
学び、また自らが親になったときに、それを思い知らされることなのでしょう。
チェンバロ奏者の渡邊さんが、今回はスピネット(小型のチェンバロ)で
途中に演奏をいれてくださって、
約30分ほどの作品となり、初披露させていただきました。
拝聴してくださいました皆様、どうもありがとうございました。
観音寺さんのご住職さま、関係者の皆さま、お世話になりありがとうございました。
難しい作品でしたが、
またいつかどこかで、再演できたらいいなと思っています。
お寺さんで催しがございましたら、お声かけくださいませ~。
by nagomi-no-kaze | 2011-05-31 13:31 | Live Report | Trackback | Comments(0)